2008年におこなわれた北京オリンピックにおいて、一番の名場面は陸上男子100M走のウサインボルトだと思う。
世界トップランナーが揃った決勝でぶっちぎりの1位。9秒69。世界新記録。
70メートル地点で横を向きスピードダウンしたことに賛否両論あるけれども、俺は許せる。そもそもオリンピックの決勝で、そんな議論が起きること自体が異次元すぎる。
世界一を決める大会でスピードダウンするなんて…。
100Mが花形競技と呼ばれていることは嫌いだけれども(他にも素晴らしい種目はたくさんある)、この映像を見せられると反論できない。
ボクシングの村田諒太選手が言っていたけど、「陸上の100メートルはキング・オブ・スポーツ」と言っていた。
ボクシングと違って、誰もがやったことがある、国民全員が絶対一度は経験している競技だと。つまり100メートルで全国1位になった人間は、本当にスポーツ界1位であると。たしかにな~と妙に納得した。
ボルトの決勝は何回見てもイイ。歴代のオリンピックの中でもベスト5に入る名シーン。