日本テレビ『スッキリ』のアイヌ差別発言で驚いた話

2021年3月12日に日テレの情報番組『スッキリ』で、アイヌ民族を傷つける表現が放映されたことが話題になりました。

芸人の脳みそ夫が「あ、犬」と発言したことが問題視されたわけですが、私は悪口だとは思わなかったし(気づかなかったし)、世論が物凄く怒っていることに「そこまでの悪口なのか?」と不思議な感覚でいる。

世論では日テレ側のチェック機能について言及している記事もあるが、私がテレビ局ディレクターだったらスルーしていただろうな( ̄▽ ̄;)

口コミを見てみると「知らなかったで許されるものではない」と書かれており、確かにその通りだなと思ったけど、知らないことをどう注意すればいいのだと反論したい。みんなが当然のように「あ、犬」が差別用語であることを知っていることに驚いた。

犬と表現するのは北海道民がアイヌに対して使う定番差別ワードらしいけど、それって明治時代の話だよね?とも思うんだけど、どうだろうか。一説では純粋なアイヌ民族はすでにいないとも言われているので、当事者がいない中で話し合うのはなんだかなと思った次第です。

あまり知られていないが、バーテンダーも差別的な意味合いがあるらしい。すでにこれだけ言葉として認知されているなら、そのまま使用してもいいと思っていたけれど、今回の件で自分の認識がまだまだ甘かったのかと反省している。

そういえば目が悪い視覚障害者のことをメクラと言っていたが、若い世代はその差別用語を知っているのだろうか。

中国人や韓国人をバカにする差別用語は知っているけど、欧州やアフリカ諸国にもあるのかな。何も知らないや…。