放射能汚染と被爆影響で起きたイジメは正しいと思った話

そもそも被爆したら移るのか否かについて日本に知識がない。ネットの知識も当てにならない。政府も本当のことを言わない。そうした際に「普通に怖い」ですよね。福島から来た子供が同じ教室にいるなんて…。

「放射能がうつる」いわれなき悪口で傷つけ

福島 生きものの記録 シリーズ1 ~被爆~ [DVD]

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  • 発売日: 2013/10/10
  • メディア: DVD
 
東京電力福島第1原発事故の影響で避難した子供たちが、転校先でいじめを受ける問題が相次いで表面化している。「放射能がうつる」など、いわれなき悪口で傷つける。被災者の痛みを知らぬ卑劣な行いだ。その責を子供だけに問うことはできない。根拠なく原発事故の影響を不安がり、風評をあおるような大人の行動に、根っこがあることを認識すべきである。

引用:「放射能がうつる」いわれなき悪口で傷つけ…相次ぐ原発避難いじめ

調べてみたところ一応はウイルスではないため被爆しても空気感染や飛沫感染といったことはおきないらしい。言われて確かになと思ったけど原発事故がおきるまで知識として身についていた人はほとんどいないだろう。

核戦争がおきて核シェルターに避難できたとしても数週間は地上には出れない。セシウムなど20年以上は半減期にならないので被爆した食料は食べることが出来ない。それほど恐ろしいものが人体にとっても有害だ。

完全版 飛ぶ教室 (希望コミックス)

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福島原発周辺で被爆したとしてもガイガーカウンター(放射線測定器)で被爆量を計測することで安全度を調べることが出来る。しかし、放射能という恐ろしさを勉強すればするほど被爆という存在者も恐いです。

「放射能がうつる」と言うが、子供たちに誰か正しい知識を教えているのだろうか。誰も教えていないだろう。教師が頭ごなしに「いじめはよくない」と命令しても根本的な解決にならない。知識がないからだ。子供たちが抱いている潜在的な恐怖は消え去っていない。

子供たちの脳内はきっとこんな感じ

「福島の食べ物は危険だよ。放射能汚染で人体に危ないものが染みついているから食べちゃダメ」

⇒「そんなに危険なら、そこにいた人間も危険だよね」

とてもシンプルな発想だし、あながち間違ってもいないような…。大人たちもテレビの情報の鵜呑みだから正確な知識をもっている人は少ないので、ここらへんを論理的にわかりやすく説明するのは非常に難しい。

だから「放射能がうつる」というイジメがおきるのは正しい。逆に私から言うと放射能の危険性をしっかり理解している大人は少ないだろう。子供たちの未知への恐怖の対応が一番正しいと言えるかもしれない。