社会人になっても自分には友達がいない…。と悩みを抱えていたり、劣等感を感じていたりしませんか。友達がいないことはデメリットばかりではありません。実はメリットだってあるんですよ!
- 本当の友達と呼べる人は、どれだけいる?
- 顔見知り程度の人しかいない
- 友達がいない人の6つの「得」
- 1.無理せず自然体でいれる
- 2.軸のある人間になれる
- 3.自立した人間になれる
- 4.オリジナリティーある人間になれる
- 5.自分が本当に「好きな事」が見えてくる
- 6.かけがえのない「戦友」と出会える
- まとめ
本当の友達と呼べる人は、どれだけいる?
最近は、SNSのおかげで色んな人と繋がりを持ちやすい時代になりました。しばらく会わずに連絡も取らなくなっていた人とも繋がれる今。自分が何か投稿して反応してもらうだけでも、なんとなく幸せ。「自分は友達がいる!」そんな安心感を覚える人も少なくないのではないでしょうか?
でも、本当の友達とは、そういう付き合いをする人たちの事なのでしょうか?知り合いがたくさんいる人は、確かに友達が多いように見えます。でも、その友達一人ひとりとは、どれくらいの深さでつながり合っているのでしょう?
友達の人数が多いと、周りからスゴイと思われるから、友達の数=自信につながるのかもしれません。でも数だけにこだわるのは、なんだか悲しい気がします。もっと、自分と友達との関係性に目を向けるべきです。
社会人になると、自然と友達を増やすことが難しくもなってきます。学生時代の友達ともだんだん疎遠になると、自分には友達がいないんじゃないかという不安に押しつぶされてしまう瞬間は、誰でも少なからずあるでしょう。でも、だからといって、よく知らない相手ですら友達とカウントする必要は、正直ないと思います。
あなたが一緒にいて安心できる人、素のあなたを見せれる人、互いを高め合える人。そんな人が一人でもいれば、あなたには本当の友達がいることになるし、十分幸せだと思います。
顔見知り程度の人しかいない
例えば、学生の時クラスが一緒だった人と街で偶然出会ったら、軽く近況を報告し合って、「またね」と言ってそれっきり。顔見知り程度の関係だから、お互い休日に遊ぼうと声をかけることもなければ、結婚式に呼びたい友達リストにも載らない。そういう関係の友達って、意外に多いものです。
そんな顔見知りな友達ばかりだと、本当の友達が出来ないのは自分の性格が原因?と自分を責めたくある人もいるかもしれません。確かに、毎週誰かと予定を入れて遊んでいる人は羨ましく見えると思います。予定もなくいつも一人行動をする自分が情けなく思うかもしれません。
でも、友達がいないからこそ自分の趣味に没頭したり、目標に向けて頑張れたり、人間関係のストレスが少ないなどのメリットもたくさんあります。
友達の人数が自分の幸せに比例するとは考えずに、今の自分を受け入れてみましょう。そうすれば、自然体でリラックスしているあなたが魅力的に見えて、自然と信頼しあえる友達が近づいてきてくれるかもしれませんよ!
友達がいない人の6つの「得」
友達がいない人は、友達が多い人と比べて損なことが多いと思われがちです。でも、世の中には「自分がしたい事や夢を実現させるため」あえて一人になることを選んでいる人もいます。周りの雑音に左右されていたら、自分は前に進めない。そんな思いがあるからかもしれません。
友達といれば、楽しい時間が過ごせるかもしれませんが、それだけ気を遣うことにもなります。自分に集中したい人にとっては、むしろ友達がいない方が得な事も多々あるのです。ここでは、友達がいない人がどのような点で得をするのかを見ていきましょう。
1.無理せず自然体でいれる
友達がいない人は、関わる人が少ないので周りの人に気を遣うストレスを抱える心配がありません。自分とは合わない人にまでいい顔をしようとはしないので、いつでも自然体の自分でいられるのです。
しかも自然体でいられる人は、誰かを特別ひいきするという考え方ありません。誰に対しても平等に接するので、それが魅力的にも見えるものです。
ありのままの自分でいる時に、気が合う人と出会えれば、その後もお互い本音で語り合える硬い絆が生まれるでしょう。友達関係だけではなく恋愛でも同じことが言えます。最初から自然体の自分を相手に見せて、そこを好きになってくれたなら、時間が経っても変わることなく良い関係が築けるはずです。
反対に友達が多い人は、色んな人と良好な関係を築こうとするあまり、自然体でいられなくなる気がします。相手のタイプに合わせて接し方も変わってきて、自分の本音とは違うことを言うこともあるでしょう。
仲間割れが起きたら、「あなたはどっち派?」なんて聞かれてグループが出来てしまうこともあるでしょう。そんな付き合い方をし続ければ、1人になった時にどっと疲れが出てきたり、本当の自分が分からなくなってくると思います。
友達がいなくても自然体でいられる生活と、友達が多くても気持ちに嘘をつきながら人付き合いを続ける生活、あなたならどっちがいいですか?
2.軸のある人間になれる
友達がいない、もしくは少なくても軸がしっかりとしていて、自分に大切なものがきちんと分かっている人は、人生に迷いがありません。中には、「自分のことしか考えていない人」と批判する人もいるかもしれませんが、それはその人自身が軸を持てていないコンプレックスからだと思います。
大抵の人は、軸がしっかりしている人は魅力的と思っているはずです。なので、誰に何を言われようと自分が信じているものがあるなら、それを貫き通しましょう。友達の人数が多い=幸せな人生とは限りません。協調性を重視する日本人が多いなか、自分はコレと決めているものがある自分に自信を持っていいと思います。
友達がいる人生は素晴らしいですし、楽しい思い出も増えていきます。でも、自分の軸がなくて、いつも相手によって意見が変わってしまうような人は、魅力的ではありません。本音で語り合えない関係の人と過ごしていれば、それは本当の友達とは言えないのではないでしょうか。
3.自立した人間になれる
友達がいない人は、人生で問題が起きるたびに真剣にそれに向き合い、解決方法を見つけていく力があります。途中でサポートしてもらうことはあっても、最後は自分の力次第という事を知っています。
人は支え合って生きていく生き物です。一人で出来ることは何一つとしてありません。でも、問題があるごとに友達に頼ると、つい愚痴をこぼすようになるので、友達は内心疲れます。事あるごとに文句ばかり言う人とは、あまり会いたくなくなって結局疎遠になるでしょう。
友達の存在は大切ではありますが、依存しすぎるといつまで経っても、自己解決力が身に付かないままです。愚痴ばかり言う人よりも、自分の力で前を向いていこうとする人の方が、よっぽど魅力的です。
4.オリジナリティーある人間になれる
友達がいない人は嫌でも自分について考える時間が増えます。自分が好きなものは何か、自分に似合うものは何かをきちんと分かっているので、ファッションにしても考え方にしてもオリジナリティーが生まれるのです。
そしてオリジナリティーがあることは、想像力が豊かということにも繋がります。想像力によって人を感動させるものを作り出せる可能性も広がりますし、誰も想像できないアイディアを思いつくことで、社会の中でも優れた人材として注目を浴びることもあるでしょう。
友達のファッションが可愛いから真似してみたり、雑誌で流行と言われているものはとりあえず集める。これではオリジナリティーではなく、誰かの価値観に自分を合わせているようなものです。友達が多く周りに影響を受けやすい人は、自分が好きなものを考える前に、「人から良いと思われるもの」を考える癖がついている傾向もあるようです。
5.自分が本当に「好きな事」が見えてくる
自分が好きなこと、やりたい事が見えないときに自分探しの旅に出る人はよくいますが、陥りやすいのが「旅をしてリフレッシュできただけ」ということ。
いつもと違う場所に行けば、気持ちが開放的になってストレスが発散できるのは確かです。でも、それに満足して自分の心に向き合うことなく帰ってくれば、旅をする前の自分と変わったとは言えません。ただリフレッシュして帰ってきただけで、問題は解決されていないのです。
1人の時間が多い人は、普段から自分のやりたい事や好きな事を考える時間が増えます。旅などに出なくても、自分の心が本当に求めていることも自然と見えてきます。
一方、1人でいるのが寂しくて友達と常に一緒にいる人は、自分の心とじっくり向き合う時間が少なくなるので、自分自身について分からなくなってしまうのです。とりあえず、旅にでも出れば答えが見つかるんじゃないかと思うのです。
1人の時間が多い人は、自然と自分について考える癖がついています。だからこそ、何かが起きた時にはいつも自分の心と向き合い、自分の軸を元に正しい判断ができるんだと思います。
6.かけがえのない「戦友」と出会える
社会人になってからは、ただ仲良くする友達よりも、お互いを高めていけるような関係の人と出会う方がよっぽど大切だと思います。仲良くはないけど、ライバルのような存在の人がいた方が目標に向かって頑張っていけるはずです。乗り越えた時の達成感も味わえるでしょう。
例えばスポーツ選手を見てみても、お互い友達同士の感じでプレーしていたら、きっと良い結果は出せないと思います。気が合う同士でも、友達ではなくチームメイトとして時には厳しく接する事も出来るから、素晴らしいプレーに繋がるんだと思います。友達意識で練習していれば、なぁなぁになってきっと厳しい競争社会では残っていけないでしょう。
友達といれば、心が和むし楽しい時間が過ごせます。でも友達の中で、何か目標に向かって一緒に頑張るとか、お互いを高め合う関係の人はどれくらいいるでしょうか?もちろん、子供の頃や学生時代には、友達の存在はとても大切です。友達がいるかいないかで、その時の思い出はだいぶ変わってきます。
自分の考え方やライフスタイルにしっかり軸があり、するべき事が明確な人だからこそ、お互いが切磋琢磨し合える関係の人と出会えるんだと思います。1人=孤独とは思わずに、1人だからこそかけがえのない仲間が得られると、ポジティブに考えてみましょう。
まとめ
友達が少ないことがコンプレックスだと思うかもしれませんが、友達がいないほうが幸せと考える人もいます。劣等感を感じる必要はありません。