フリーランス(個人事業主)がはじめて名刺作成する際の4つのポイント

独立したら最初に購入すべきは名刺ではないでしょうか。名刺がなければ「独立しました」と挨拶周りもできません。名刺がないまま挨拶まわりをするのは、個人的な付き合いでもない限りは、相手に失礼になります。私がフリーランス(個人事業主)になって名刺を作成する際に気を付けたポイントや失敗したと感じたポイントをまとめました。

シンプルすぎる名刺はダメ

シンプルな名刺の会社もあります。会社名・名前・連絡先だけのタイプです。私も最初に作ったのはシンプルな名刺でした。しかし、フリーランス(個人事業主)にの場合はそれだけだと機会損失のデメリットしかありませんでした。特に個人に関する情報は必要不可欠だと気づきました。

「名刺交換した際に説明できている」と考える人もいると思いますが案外人って忘れやすいんです。数か月もすれば忘れてしまいます。お酒が入ったときに名刺交換していれば尚更です。そのときに名刺が活躍してくれます。

営業資料は捨てられやすいですが、名刺は長い期間手元に取っておく人が多いです。名刺のブランディングを意識して作成している人は、「この前こういう人と会ったんだけどね」と名刺交換した人が自社の営業になってくれたりするらしいです。

1:横にする

名刺は横タイプにしました。これは名刺フォルダーや各種名刺サービスが基本的に横を中心にデザインされているからです。

私が営業脳だからこその発想ですが、たまに複数名での商談の際に、横名刺と縦名刺がバラバラで渡されると非常に机の上のスペースをとられて営業としては邪魔でしかありません。(最近は縦名刺の会社も多いですが)スタンダードという意味で横タイプにしました。

2:事業内容を入れる

名刺の表面に事業内容は必須です。最初に作成した際にデザインに含めず失敗しました。独立後に挨拶や交流会において「何屋さんですか?」と毎回聞かれるたびに「失敗したな」と思いました。事業内容を毎回説明するのが非常にめんどくさい。最初から名刺に記入しておいたほうが便利です。向こうから話を振ってくれますしね。

また事業内容を書いていないと、名刺交換の後日に見直したり、検索したりする場合に「この人は何屋だっけ?」と機会損失の可能性が考えられます。大手企業であれば「社名で覚える」ということがありますが、フリーランス(個人事業主)の場合は社名で覚えられることはありません。初対面の場合は名前もすぐ忘れられます。そのため、事業内容を名刺に書いておくのは非常に有効だと考えています。

3: 代表者略歴を書く

これも必須。表面のスペースがなければ裏面を推奨します。個人の略歴に関して事業内容と同じく質問される機会が多いので最初から名刺に書いてあると便利です。フリーランス(個人事業主)の場合、個人のブランディングが非常に重要ですが、何も書いていないと何が得意なのかが全く伝わりません。

またフリーランス(個人事業主)は営業に時間が割けない人が多く、基本的に紹介がメインになると思います。だからこそ略歴は大切です。年齢や趣味も書いておくと親しみやすく、名刺交換の際に話のネタにもなります。私の友人は自分の写真を名刺にデカデカと描かれているインパクト重視の名刺を配っていますが、そういったブランディングもアリだと思います。

4、 文字は大きく

文字はできるだけ大きくしました。これは目が悪い人を考慮して、できるだけ大きくしています。私自身も視力がそんなに良くないですが、たまに机の上の名刺の名前が近づけないと読めない時があります。

あえてスペースが余っているのに小さい文字にしている会社って意味不明だと思っています。それって不親切ですよね。年配の方と商談する機会が多いのであれば、必須かと思います。

まとめ

世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生

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4つのポイント以外にも配色やロゴマークやレイアウト等決めるべき内容が多いと思いますが最低限これだけは必須だろうと思うポイントをまとめました。

名刺は24時間営業してくれるツール(販促物)だと考える人がいます。そこまで名刺に期待するのはどうかなと思う一方で、たかが2000円程度で作成できる名刺で、仕事が獲得できるなら、これほど有難いツールはありません。少なくとも機会損失は避けたいですよね。

仕事を増やしたいと考えていたら、名刺を作り直してみることをおススメします。もし作成済みであれば次回作成する際に少しだけこだわってみてはいかがでしょうか。個人的にインクジェットプリンタで印刷するような自作の名刺はレベルが低くみられるので止めておいたほうがいいと思います。フリーランスであれば特に。