【リィンカーネーションの花弁】感想ネタバレまとめ

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リィンカーネーションの花弁を読んだ感想評価ネタバレをまとめました。才能も一覧にして、最新刊の結末(ラスト)も含まれています。 マグコミで連載している無料WEB漫画で、wikiがないマイナーな漫画ですが、絵も上手いし、設定も良く、ストーリーが引き込まれる能力バトル漫画です。

※2018年5月5日更新

あらすじ

自らの肉体を切り裂き、前世から才能を掘り起こす刃“輪廻の枝”。偉大な天才達のみならず恐怖の殺人鬼も蘇る世界で強く才能に飢えた高校生、東耶がその刃を手にする…。

公式サイト:リィンカーネーションの花弁 | MAGCOMI(マグコミ)

主要人物

扇寺東耶(せんじとうや)

主人公。成績優秀だが、自分が無才であることに強い劣等感を持つ高校生。扇寺西耶の弟。兄を超えるため、種類は問わず才能を強く求めており、殺人の才能にすら嫉妬する。前世の才能を呼び覚ます輪廻の枝を手に入れたことで石川五右衛門の才能『盗人の右腕』を手に入れる。

灰都=ルオ=ブフェット(はいと=ルオ=ブフェット)

東耶のクラスメイト。偉人の杜のメンバー。前世から宮本武蔵の剣才を手に入れた廻り者。才能は「歪二天礼法(いびつにてんれいほう)」。もともとは捨て子で、養護施設で育った。その後、道場の師範に拾われ、その父のために一流の剣士になろうとしていたが、宮本武蔵の才能のせいで道場が閉鎖してしまった。道場を再開させるのが夢。必殺技は『十式屍(じゅっしきかばね)』『無住・相抜(むじゅう・アイヌキ)』

ノイマン

偉人の杜を率いる廻り者。偉人の杜のブレーン的存在。いつも車いすで行動している。前世は天才数学者ジョン・フォン・ノイマン。才能は「予測演算」。圧倒的な計算能力で、非常に精度の高い未来予測が可能。

ニュートン

偉人の杜のメンバー。才能は重力を自在に操る『重力の実』。リンゴの頭をしており、リンゴの品種名を連呼する。姿だけでなく、性格も面白い貴重な存在。

ナイチンゲール

偉人の杜のメンバー。才能は怪我を回復させる『癒の天使』と、傷を治した者を隷属させる第二の才能『クリミアの赤い影』

扇寺西耶

扇寺東耶の兄であり、偉人の杜の創始者の一人。「万能の才能」という廻り者の中でも最高峰の才能を持つ。物腰柔らかく善意に溢れるブラコン。その克服と東耶の兄として胸を張れるようになるのが人生の目標だった。どんな分野の才能であっても会得できる。師事することができれば、より早く才能は開花する。会得できる才能に際限はなく、時間さえあれば誰よりも強く、誰よりも賢くなることが試論上は可能。使うことはなかったが、背中の帯を展開することにより複数の才能を同時に行使できる。

北束斎(きたづかいつき)

東耶の兄である西耶の友人。自衛隊の特務部隊(黒鋭部隊)を束ねている。武術の天才で、ノストラダムスから歴史的武の才覚と並ぶと言われており、項羽も才能を認めている。「花弁の散らす者」を探っており、自身は前世の才能に縋るのを「下らない」と評価する。

偉人の杜

ニュートン(重力の実)、アインシュタイン(空間転移)、舩坂弘(不死の兵)、ハンス・ドリーシュ(複製者)、ナイチンゲール(癒の天使)、ノーベル、ピカソが所属している組織。

偉人の杜遠征組

シュレー=ディンガー(猫は選択者)、ファーブル(観察者)、ダーウィン(進化論)、ライト兄弟(空の人)、ボビー・フィッシャー(神に届く白軍)、柳生三厳(一寸の極)、カエサル(英雄の証)、シモヘイヘ(白い地獄)が所属している。ノイマンが斡旋して海外で活躍している。

罪人軍

項羽(万象儀)、カエサル(英雄の証)、アドルフ・ヒトラー(掌握者)、ポル=ポト(腐食果実)、ハンス=ウルリッヒ=ルーデル(不死鳥)、カルロス=ハスコック(白い羽)、チカチーロ(赤い切り裂き魔)、岡田以蔵(人斬り)、ジャハーンギール(象の足)、アルバート=デザルポ(絞殺魔)、ビル=ヒコック(死者の手札)、エド・ゲイン、ジョン・ゲイシー、ダルモン(暗殺天使)、ノストラダムス、チャールズ・ホイットマン(時計仕掛けの精密射撃)、ヴラド3世(串刺し公)が所属している組織。

項羽

罪人軍のリーダー。元偉人の社メンバー。才能は『万象儀』。万象儀の本質は支配。万象儀の結界『黒死無争』。閉鎖空間内は分子レベルで項羽の意のまま。物質は引き延ばされたり、圧縮されたりして崩壊する。質量の極端で高速な移動や衝突は灼熱を起こし、超磁力場や超重力場が同居する。「略式的なビックバン」とも項羽は考えている。扇寺西耶に格闘を教えていたため、北束斎とも面識がある。

リィンカーネーションの花弁1巻のあらすじ

前世を、掘り起こせ。決別せよ! 無才と罵られる日々に!! 目覚めよ!!! 自身に眠る、前世の才能に!!!!宮本武蔵の剣と数学者の超高速演算、シリアルキラーの大虐殺がいきなり激突する、天才異才鬼才続々登場の異能バトル!

第1話 花弁を散らす者達
第2話 廻る歴史的才能
第3話 剣客と数学者と殺人鬼と
第4話 扇寺東耶の決断

扇寺東耶は、才能を欲していた。才能を探していた。それは自分の前にいる、一生かけても及ばない人に近づき、追い越したいがため。兄という存在が、重くのしかかっていたのだった。そんなある日、久しぶりに登校した同じクラスの灰都=ルオ=ブフェットと出会うが、彼女の剣の才能にも嫉妬する。

剣道部を潰したと噂されるほどの強さを持つ彼女は、天才だった。剣道連盟から大会参加を自粛を求められる、武者修行のため全国行脚し道場破りを繰り返している、夜な夜な辻斬りをしている等の噂が立っている。その彼女に惹かれた東耶は、彼女によって導かれ、前世の才能を目覚めさせるのだった。

リィンカーネーションの花弁2巻のあらすじ

東耶に目覚めた前世の才能は…!?不死に重力、分裂に空間跳躍…!鬼才天才が火花を散らす、究極異能バトル!

第5輪 偉人の杜
第6輪 灰都と剣の追憶
第7輪 現代の天才
第8輪 二つの瞳を持つ者
第9輪 在り方

前世の才能を持つ者。『廻り者』と呼ばれる集団『偉人の杜』。偉人の杜にはピカソ、ノイマン、ニュートン、ナイチンゲール、アインシュタインなど歴史に名を残している偉人がいる。偉人の杜は人類貢献を掲げ、前世同様に人を殺すことに喜びを覚えていた罪人たちを始末する組織だった。

廻り者として『偉人の社』に参加することになった東耶の能力は「盗人の右腕」と呼ばれる石川五右衛門の盗みの才能だった。どちらかと言えば、罪人の才能に初めは落ち込む東耶。しかし、その能力の本質は、モノを盗むだけではなく才能まで盗むことができ、「盗人の左腕」で自分の能力として使えることがわかる。しかも複数の才能を同時に所有することができる優れた才能だった!

東耶はすべての才能を盗んだとき歴史を総括する程の才能になれるとして、偉人・大罪人関係なく欲しい才能を盗り尽くすことを目論む。

リィンカーネーションの花弁3巻のあらすじ

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開戦! 悪しき才能を排する偉人の杜vs武の頂点、項羽率いる罪人軍!全勢力を結集した偉人の杜。古代皇帝、量子力学の祖、天才生物学者、伝説のスナイパー、チェス王者…異才の数々が戦場で花開く!

第10輪 開戦
第11輪 接触
第12輪 激突
第13輪 驕り
第14輪 全ては戦いに内包している

偉人の杜は「罪人軍」との全面戦争に入る。東耶にとって才能を盗むには恰好な状況であるため、両方から才能を盗もうと考える東耶だが、拠点防衛隊、森侵攻隊、天の道侵攻隊、地の道侵攻隊に分かれてしまい、舩坂弘とファーブルの組に入ってしまう。

ぶつかり合う才能と才能の戦い。観察者の能力で完全なステルスが出来るファーブル、チェスの名人ボビーフィッシャー、未来の選択肢を選択できるシュレーディンガー、自分が求むように進化できるダーウィンなどの活躍で優勢に進む偉人の社だが、五虎将軍と呼ばれるポル=ポト、ヒトラー、ハスコック、ルーデルが立ちふさがる。

リィンカーネーションの花弁4巻のあらすじ

逆襲!! 罪人軍の猛反撃!快進撃を続けていた偉人の杜は窮地に…! 不死身の爆撃兵、伝説の革命家、世紀の独裁者の前に偉人達が散る!

第15輪 不死 対 不死
第16輪 揺らぐ大義
第17輪 全知と腐敗
第18輪 不死者の回答
第19輪 英雄の思惑

東耶と舩坂弘の前には「不死鳥」の才能をもつハンス=ウルリッヒ=ルーデルが立ちはだかる。どんな傷を受けても再生する船坂に対し、どんな攻撃を受けても傷にならないルーデル。船坂は強敵と戦える高揚を隠し切れない。シモヘイヘはハスコックの能力『緑の地獄』でベトナムの熱帯林のフィールドに引きずり込まれる。

相手の能力が分かるヒトラー『掌握者』と、すべてを腐敗させるポルポト『腐食果実』のコンビの前に無臭がかえって存在感を際立たせるファーブルを倒し、確率を選択できる才能シュレーディンガーも勝率0%の前に成す術なく倒される。通常駒が全滅しないと使えない最強の駒をだしたボビーフィッシャーも一瞬で倒されてしまい、ニュートンとアインシュタインも絶体絶命のピンチに陥る。

リィンカーネーションの花弁5巻のあらすじ

散る偉人、滅ぶ罪人。荒れる戦況をかいくぐり、東耶は一人、敵将の元へ。 敵頭領、項羽が明かす東耶の兄、西耶の真実…! 偉人の杜VS罪人軍編、核心に迫る急展開!

第20輪 さようなら、耳を傾けてくれた人
第21輪 謁見
第22輪 扇寺西耶と項羽
第23輪 扇寺西耶と偉人の杜
第24輪 扇寺西耶の夢と最期

当初は罪人軍のスパイだと疑われていた東耶だが、カエサルがスパイだったことが判明。カエサルの才能「英雄の証(えいゆうのあかし)」は、どんな武器でも最高練度で使用可能とチート級な能力。しかも本領は軍を指揮し勝利をもたらす「軍略の才能」で武才はあくまでサブと言い切る。カエサルの裏切りによって柳生十兵衛は倒れる。罪人軍の多くは死亡し、偉人の社も大半は死亡してしまう。残されたメンバーは東耶と灰都含めてわずか数人。

船坂の希望で、不死の能力を手に入れた東耶は一人で城に乗り込み項羽に相対す。項羽の能力は「万象儀(ばんしょうぎ)」。万象(ありとあらゆるもの)を闘気で支配し武器にする能力。扇寺東耶には兄の扇寺西耶がおり、何でもできる兄として憧れていた。しかし、実は兄もレオナルド・ダ・ヴィンチの才能を開花させた廻り者だったことが発覚!能力は「万能器(ばんのうき)」「あらゆる才能に開花しうる才能」。

偉人の社設立当初は人類貢献を掲げるも、その後、最愛の弟(東耶)が罪人格の何者かに襲われ怪我をする。弟のことになると感情的になる西耶。それをきっかけに偉人の森のリーダー扇寺西耶は罪人の才能をもつ者を一掃する計画を立てる。罪人軍を組織し始めている項羽と衝突し、結果的に扇寺西耶は項羽に倒される。何者かに仕組まれた意図を感じつつも項羽は偉人の社との対決に動き出す…。

リィンカーネーションの花弁6巻のあらすじ

第26話 花弁の化物[後編]

柳生十兵衛がカエサルにやられたことで宮本武蔵の能力が覚醒し始める灰都。誰にも止められない無双状態。腕が増え必殺技の十式屍が百式屍に進化。「このカエサルに盾を使わせるとはなかなか…」それでもカエサルの防御を崩せないとわかると、さらに腕が増え、遂に『千式屍』までに至る。

「このカエサルの猛攻とノスの予言を合わせて攻めきれんとは…まこと化物よ」ノストラダムスは手に持つ預言書が未来を教えてくれるだけでなく、内容をかき消したり、書き加えたりすることで未来を変える能力を駆使してカエサルをサポートする。しかし、それでも灰都を倒せない。

戦いながら進化する灰都。『現実に翻弄され虚言で歪めた我が人生これにて了』ノストラダムスの予言書にみずからの死の予言が浮かび上がった瞬間、新必殺技『寂・一刀延鉄』でノストラダムスが文字通り一刀両断される。続けざまに『無住・相抜』でカエサルを撃破。

そこに罪人軍親玉の項羽が登場。「俺にこいつを使わせる奴は現れないと思ってたからな。誇っていいぜ」項羽の能力、万象儀の結界『黒死無争』で一瞬で決着する。そして崩壊する罪人城…。

第27話 偉人たちの布告

北束斎が所属している組織は極秘裏に輪廻の枝や花弁を研究・解析しようとしている。そこに東耶、灰都、柳生十兵衛が空間転移してくる。項羽は「聞きたいことが山ほどあるだろうが、のんびりしてる時間もねぇ。敵が動き出してる」世界規模で電子機器が何者かにハッキングされる。

映像にはノイマン、ニュートン、ナイチンゲールの三人が映し出された。「ご機嫌よう人類諸君。我々は偉人の社である」「我々は世界平和を掲げて活動している」「そのために君たちに死んでもらうことにした」全てを殺すわけでなく、管理できる数を残し、残った人類を養殖。その一部に枝を突き立てることで、偉人の才能者達だけが残るようにする計画を立てる。「これを『偉人類計画』として実行に移そうと思う」

東耶は映像から疑問を感じる。(ノイマンの全てを知ってるとは言わないけれど、物言いが…理屈がどこか稚拙だ。)何かがおかしいと感じる東耶。そこにオーストラリアのような土地に立っている鎧の男が立っている「ノーベル始めろ」の言葉で才能『死の商人』が発動される!!

第28話 偉人たちの悪戯

オーストラリアの大規模地域で信号が消失する。次にユーラシア北部でニコラ・テスラと呼ばれる男が映し出される。才能『世界システム』が発動。一面の雪山が一瞬で焼け溶けてしまった。そして宇宙空間にいるユーリ・ガガーリンが映し出される。「地球は青かった。けれど神はいなかった」才能『神の不在」が発動。

計画の実行は1月1日と伝えるノイマン。「約3ヶ月の猶予はいわば我々からの手向けだ」「何が起きているのか解らない者たちはのうのうと。解るもの恐恐と最期の西暦を楽しむといい。ではよき終末を」と言い残し映像は終わる。

第29話 影は伸びて幕は下りる[前編]

ノイマンには第二の才能『電脳の海』というパソコンから覗き見る才能があることを項羽が説明する。廻り者の中には「偉人が複数の分野で功績を残したように、廻り者にも複数の才能を有する奴はいる」。頼みの綱の項羽は「限界がきた」と大きな傷口を見せる。

新しい偉人類計画メンバーが明らかになった際、操られていたニュートンの意識が戻る。ナイチンゲールはどんな傷をも治す『癒の天使』以外にも、傷を治した者を隷属させる第二の才能『クリミアの赤い影』を有していることが発覚。傷病兵が献身的に看護をするナイチンゲールの影にキスをした逸話を模した才能。

涙を流しながら偉人類計画を話すノイマン。ノイマンも操られていて、本当の首謀者はナイチンゲールであることを理解するニュートン。しかし周りはナイチンゲールに操られている廻り者しかいない。ひとり重力の実で対抗するが倒されてしまう。

第29話 影は伸びて幕は下りる[後編]

強大すぎる敵。項羽は東耶にある提案をする…。

「この世界最強天下最上の才能「万象儀」お前にやろうか?」しかし東耶は断る。東耶(万象儀に依る事。確かにそれは問題解決への近道かもしれない。もしかしたらそれ一つで解決するのかもしれない。壊し、殺し、滲り、砕き、潰し、滅ぼす、「力による蹂躙」という形で。)

東耶(それは項羽さんが選ばなかった選択。僕が選ぶわけにはいかない。貴方はきっとそうして今までずっと戦ってきたのだから。これは「別れ」たとえ勝算がなくても少しくらい粋がってもいい筈だ。)

リィンカーネーションの花弁7巻のあらすじ

第30話 追想(2017年4月5日更新)

項羽とダルモン、二人の出会いと最期。

ダルモンの暗殺天使は『私の能力は『私の命と引き換えに誰かの命を確実に奪える』こと。項羽から誰を殺るのか問われるのも「そこが難しい…殺したい奴なんて両手からも溢れてしまう」。その返答に項羽は「くだらない」と一蹴。

誰に才能を使えばいいのか問うダルモンに「愛だ!」と力強く答える項羽。「人は生まれる時も死ぬときも一人だろ。その絶対を捻じ曲げられるのがお前の才能だとは思えないか?誰かと最期を共にできるのはさぞ幸せだろうよ。それも愛する人となら尚良い!」「最高の最期を目指して生きりゃいいんだ。手伝いくらいはしてやるぜ」「ロマンチック…なんだ?」「世界最強だぞ。当たり前だろ」

そしてダルモンを罪人軍に招待する。「他にも紹介したい同胞は多い!せっかく花弁を通じて知り合うんだ。時代も才能も超えてそれぞれ歩み寄って仲良くいこうぜ!」しかし、ある日傷ついて帰ってきた項羽。報復をしようとする同胞に対して止める項羽。

ヒトラー「何を言ってんだ!歴史を見たって才能者は必ずしも論理的でも合理的でもない!人格者である必要はないんだ!感情があるがままの報復だって!」項羽は仕組んだ奴の思惑通りになってしまう危険性を諭すが、項羽のピンチに黙っていられない罪人軍の同胞たち。…そして偉人の社対罪人軍の戦いが始まった。

項羽は最期に罪人軍の拠点にしていた城の近くの墓地にダルモンと一緒に移動する。「ダルモン、お前がもしも仇討ち非達成を自分たちのせいだと思っているならとんだ勘違いだぜ。俺が選んだんだ。お前らと日々を過ごし終わる事をな。それに後の事は託せた。俺よりも適任だ」

「…あぁ悔いがあるといったら一つだけ。ダルモンに相応しい最期の相手を見つけてやれなかったことくらいか」「項羽は…貧乏くじなんだ?」「…当たり前だ…最凶だぞ」「おやすみなさい項羽」「おやすみダルモン」(こんな貧乏くじなら何度だって引くわ。もしもリィンカーネーションが咲き廻るなら) 項羽とダルモン、静かに眠る。

第31話 壁(2017年5月5日更新)

いまだ目覚めぬ灰都。暴走して得た戦闘力と引き換えに、失ったものは大きく…。

柳生十兵衛はいまだ集中治療室で予断を許さない状態。扇寺東耶は北束斎らと3人で新たな3偉人がもたらした甚大なる被害を振り返る。

ノーベルの才能は爆弾の生成管理。ただの爆弾ではなく、反物質あるいはそれに準ずる物質で出来た爆弾反物質は1グラムたったスプーン一杯で広島型原子爆弾の3倍の出力をだせるほど。今回のデモでは人類史上最大の水素爆弾ツァーリ・ボンバを超える威力だったと見られる。

二コラ・テスラの才能「世界システム」は地球の自転からエネルギーを得る才能と思われる。膨大なエネルギーを電力に変えて放出。永久凍土の大陸を溶かすどころか昇華させ炭化させた。被害範囲はノーベルの爆弾を超えている。しかも地球が回っている限り彼は何時でもこれの発動が可能。

ガガーリン、宇宙から地球をピンポイントで攻撃できる。射程は世界中。しかも複数同時が可能。驚くべきはその精度で、攻撃先の座標にほぼズレが無かった点。ガガーリンの投擲は被害範囲は小さいが、その威力は大地を貫き数百メートルの穴が8つ空いた。つまり硬化目標や地下目標を破壊するのが目的で、これは既存の地中貫通爆弾(バンカーバスター)の性能を遥かに凌ぐ。戦火を逃れようと地下やシェルターに逃げ込んでも意味がない。つまりあのデモは強烈な印象を与えるのに加え、たった3人で「人類に逃げ場は無い」ということを証明した。

第32話 溝(2017年6月5日更新)

東耶は「僕にできることなら何でもします」と協力を申し出るが、北束は「お前に求めることなんて無い」とし、「勝手に出たり行動した場合は偉人の杜同様、人類の敵とみなし排除する」と厳しい言葉を投げかける。受信時につけたリングは爆弾になっていて怪しい動きを見せれば任意で起爆する仕組みであることを説明する北束。北束には勝算があった。これまで何年も花弁を研究してきており、「お前を含む廻り者を根絶やしにする方法を見つけた」と自負する。

別の部屋では輪廻の枝搭載オーバースーツ「淀身」が登場。模擬戦闘性能テストが始まる。北束はその二人を生身のまま難なくいなす。北束は期待から東耶を拒んだ。しかし自分自身が見えていないと評価する。ただの廻り者ではなく卑屈な野心家を望んでいる。(絶望しろ。その上で喰らいついて来い…東耶!)

打開策を考える東耶は携帯電話の電源の話を思い出す。「庭の外で電源を入れるなよ。絶対だぞ?」とノイマンから忠告されていた東耶。一抹の期待を胸に電源を入れると、ノイマンから電話がかかってきた!?

第33話 オルタナティブ(2017年7月5日更新)

携帯に映るアイコン、その正体は? そして世界中に新たな脅威出現…!

「私はノイマンではない。そうだな「ノイマンⅡ(ツー)」とでも呼んでくれ」電話に出たのはノイマンが分身として作ったAI(人工知能)だった。オリジナルが動けない時に機能するサブとして、記憶や思考はオリジナルと同一のAI。記憶情報のフィードバックが項羽との戦いの前で止まっているAIにこれまでの事情を話す。一連の経緯を説明した中でオリジナルが完全に従属されていないことを知る。

「私はあくまでAIで補佐が役目。処理能力は端末に依存するためオリジナルに遥かに劣るが、悪魔の頭脳と謳われた天才のAIだ。期待してくれたまえ」心強い仲間が増えた東耶。そんな中、北束のもとには続々と世界各国の情報が入ってくる。

各国の軍隊が偉人の社の捜索に動き出している中、イギリスのロンドンではマクスウェルとラプラスと名乗る二人が。日本の厳島や姫路、アメリカ合衆国のワシントン、フランスのパリ、イタリアのピサ、太平洋沖にも廻り者が出現!?

第34話 強襲者(2017年8月5日更新)

北束の部下達を襲った花弁散らす廻り者! その正体は…!

意識を取り戻した灰都。その報告をしに廊下に出てみると慌ただしい様子。北束の部下である国鋭隊員達が廻り者に襲われて10人中9人が行方不明になっていた。戻ってきた隊員も動揺している。偉人の社と罪人軍のどちらにも属していない野良の廻り者が世界各国で行動し始めていることが明かされる。

無所属の廻り者が偉人の社の布告をきっかけにアクティブになった。犯人を捜そうとする北束に、自分に任せてほしいと頼む東耶。東耶は隊員を襲った人物は自分自身に用があるからだと分析する。現場に残されたマークは三日月だと推測する東耶には犯人の目星がついていた。現場に行くと、姿を現れたのはアインシュタインだった!

第35話 いきさつ(2017年9月5日更新)

再会を果たした東耶とアインシュタイン。だが彼女の身体は…。

アインシュタインは右足の膝から下をなくした。アインシュタインの過去の回想によると、意識の混濁や乖離があるニュートンは自制がきかなくなるとして自ら別れていた。そして夢から覚めるアインシュタインはノイマンや項羽のこと等の状況説明を受ける。これまで仲間を探して放浪していたアインシュタインだったが、巡回中に特殊部隊と接触しており洞窟に放っていたことがわかった。すぐにでも開放するため空間転移の準備をする。

「これまで空間転移は五点(頭両手両足)を基準値にしていたから今だと失敗するリスクがある」と失敗した際のリスクにフィラデルフィア実験を挙げられ冷や汗を流す東耶だが、無事に空間転移が成功し、解放された特殊部隊。残った偉人の杜の4名で今後について話し合いがおこなわれる。ノイマンⅡから今後のまとめ役として推薦を受ける東耶だが、提案を聞いてほしいと伝える東耶。「確実に偉人の杜を止められるけれど僕等を含む廻り者が全て死ぬ。仮にそんな手段があったとして皆さんならどうしますか?」

最新話のあらすじネタバレ

第36話 花弁はなぜ咲き乱れるのか(2017年10月5日更新)

満身創痍。ただ偉人の社打倒を胸に。

輪廻の枝、花弁、廻り者、すべての謎が語られる。廻り者が出現した場所には「物質の過疎化」が起きていることがわかった。研究機関では廻り者のエネルギー源を「ありとあらゆる物質そのもの」と結論付けられている。そして花弁はどこに消えたのか考えると、ノストラダムスの予言も合わせると輪廻の枝を統括する存在が浮き出てくる。

一行は「輪廻の種」と呼称される花弁の核の破壊を目指すことになる。そのために野良の廻り者と接触を試みることになる。自分自身の消滅に手を貸すことになる東耶だが「僕は元々死んでますよ。他の廻り者も一緒です。だから遠慮はしないし、いらない。さぁ根絶を始めましょう」それは偉人の社を止める一手となりうるのか。人類最後の希望を背負い、東耶達の戦いが始まる。

第37話 たがう標(2017年11月5日更新)

東耶の提案にブチ切れる灰都! 対偉人の杜戦に暗雲は重く…。

東耶の提案に愕然とする灰都。「…は?冗談でしょ…?」「人と廻り者どちらかしか残せないなら消えるべきは廻り者だと僕は思います。だってそうでしょ。どんな人間になっていようと、どんな崇高な志があろうと僕らは所詮一度は生を諦めた側なんだから。」

アインが仲間割れを回避すべく2人の間に入るも廻り者一掃を本気であると答える東耶に平手打ちをする灰都。「東耶は絶対そんなこと言わないって信じてたのに…」能力を発動し部屋を後にする灰都。東耶の負い目をわかっていながら自ら手を汚させる行為に苛立ちを隠せない北束斎のところにも爆音が轟く。

「私は諦めない。父の道場再興の夢。皆が笑える結末。理想論だって笑うなら私一人でやってやる」灰都は去り際にそんな言葉を残し、その場を去っていく。想いと現実が彼らを引き裂く。対偉人の社戦に向けて、残された時間はもう僅か。

第38話 逃亡者(2017年12月5日更新)

逃げ出した灰都の前に現れた新たな異形。それは廻り者でも人でもなく…!

灰都を追う東耶と柳生十兵衛。野良狩り(枝集め)にはアインシュタイン一人でおこなうことに。浜辺で少し後悔している灰都。そこに怪しい人物が現れる。人間の気配がしない人物に危険を察知した灰都が一閃。しかし、峰での一撃とはいえ灰都の攻撃を受けて平然と立ち上げる人物。

「乱暴だな。センチメンタルなのかい?改めて名乗るよ。俺はアラン。アラン=スミシー。さぁ、話をしよう」廻り者ではなく、もちろん人でもなく。この新たな異形は、迷える灰都に一体何を語るのか…。

第39話 「野良狩り作戦会議」(2018年1月5日更新)

各地で暴れる廻り者(野良)。その掃討にアインと人類が手を組む!

廻り者対人類戦は世界中で起きている。ナポレオン=ボナパルト。才能は「大帝の礎」。墓地に赴くことでそこに刻まれた戦死者の亡霊を呼び出し戦わせる才能で、エトワール凱旋門の下に眠っている第一次世界大戦の無名戦士を利用する。亡霊は何度倒されてもナポレオンが墓地にいる限り際限なく蘇ることができる。大した脅威はないとアインは論じるが、文化的構造物であり観光名所でもある場所にミサイルが打ち込めないため状況は膠着している。

レイチェル・カーソン(才能「沈黙の青」)は海を汚す者のみ攻撃対象に選んでいる可能性があるとされている。転移不可、足場なし、泳げないアインとは相性が最悪だと言われ見送る。

イギリスの首都エリザベスタワーにいるのはラプラス(才能「ラプラスの魔物」)と、マクスウェル(才能「マクスウェルの悪魔」)。ラプラスの魔物は収束する全ての真実を視ることが出来、マクスウェルの悪魔は分子の動きを視ることが出来る。この二つの才能で確率存在の抜け穴を縫って行動していると予想されている。つまり二人が会う気がなければ会うことすら難しい。

作戦会議している途中で

ゴットフリード・フォン・ベルリヒンゲン
アンリ・デュナン
ジョシュア・ノートン
カール・フォン・リンネ
アウグスト・メビウス
フランツ・アント・メスメル
レオ・レオニ
本田光太郎
ウォーレス・カロザース

など項羽の仲間だった多くの偉人が登場。しかし、その中に一人だけ廻り者ではない部外者が紛れている・・・!?各所に出現したアラン・スミシーを名乗る人物。「俺かい?俺はアラン・スミシー。さぁさ、話をしよう」この異形の出現が、人類と廻り者を大きく揺さぶる…!

第40話 「顔のない男」(2018年2月5日更新)

謎に満ちた異形、アラン=スミシーが世界中に出現!その恐るべき正体は!

アラン・スミシーを名乗る人物は輪廻の枝の制作者を名乗る。俺に知らないことはないと。ナイチンゲールは輪廻の枝は記憶に残らない超次元的存在によって与えられた物だと語り、その人物を会えた体験を喜ぶ。「残念でなりません。この愉悦を忘れてしまうのが」。

東耶は大量の輪廻の枝を見てアランが枝の制作者だと信じる。偉人の杜を止める手段に必須の存在である輪廻の種の有無を聞こうとする。一方で柳生十兵衛は何かを知りたがっている。「欲張りだな。捨てたものを欲しがるなんて。思い出すといい。怨み毎(うらみごと)ね。」柳生十兵衛、明かされるその過去…。

第41話 「空白の1時間」(2018年3月5日更新)

奪われたすべての記憶。人類全体を襲った欠落が意味するものは…!柳生十兵衛、その過去と因縁が今明かされる…!

世界的に起こった一時間にわたる全人類の記憶障害。証言として共通しているのは不思議な充足感。東耶も誰かと話をした気に襲われ、現状を打破できる質問をし、そして答えを聞いた。しかし、充足感よりもはるかに大きな欠如感が揺蕩っていた。一方、ナイチンゲールはその日を万全の状態で迎えるために眠ることにした。仲間にやりすぎないように忠告をして。

柳生も気を失っていたが、起きてからは廻り者になってからこんな気分になったことはないと笑う。廃寺に着くと、中には灰都がいた。父親が死んでいたことを知った灰都は「自分はもう戦えない」と生きる気力を失っている。そこに十兵衛が剣を構える。かけがえのない仲間達を無残に引き裂く、人の縁。そして永遠に失われたはずの記憶…。

第42話 「痛みを持ち帰った者たち」(2018年4月5日更新)

宮本武蔵vs柳生十兵衛! 十兵衛の剣が武蔵の技を打ち砕く!

全人類が全人類の記憶が欠落した「空白の一時間」。だが、北束だけはみずからの身体を傷つける自傷記憶術のおかげで断片的に記憶することができた。その頃、廃寺では…。

十兵衛が能力を解放し、柳生新陰流勢法「転(まろばし)」の構え。灰都の歪二天礼法「四式屍」を透けたように躱し、次の九式屍も正面から凌ぎ、死の重圧の結界「相抜」も効いていない。武蔵がカエサル・ノストラダムス戦で見せた間合い無視の即死技『一刀延鉄』も気合ではじき返す。

「技と呼ぶにも粗末な小細工ばかり!冥土の土産に見せてやろう。本当の刀法というものを!」十兵衛が「燕飛(えんひ)」の構えに!極限に到る、廻り者同士の剣戟!

第43話 「一寸の極」(2018年5月5日更新)

宮本武蔵vs柳生十兵衛! 歴史的剣豪同士がしのぎを削る超高速バトル!!

月光が降る廃寺。柳生と武蔵(灰都)が命を削り、剣の頂を争う。柳生は冥土の土産に本当の刀法を見せてやると変則の下段の構えから柳生新陰流勢法、燕飛、月影、山陰、浦波、浮舟、切甲の連続攻撃を繰り出す。

三学『斬釘截鉄』で灰都の刀をはじき、柳生新陰流勢法天狗抄と呼ばれる花車、明身、善待、手引、乱剣の流れるような連撃で追い込む。武蔵も負けじと反撃するが神業的「見切り」の鋭さで紙一重で灰都の攻撃を躱す。

柳生の才能『一寸の極』は視覚限界使用の才能。世界がスロー再生のように見え、精密な空間認識で完全な間合い管理ができる。つまり相手の予備動作を察知し、最速で躱し最速で斬るのが本領。しかし灰都も確実に致命傷を叩き込めるタイミングからでも躱すほど人間離れした反応速度を見せ一進一退の攻防が続く。

緊迫した勝負が続く中、柳生はまだカエサルから受けた負傷が回復していないため、その場で血を吐き跪いてしまう。矛持たぬものとは対峙しないとして灰都は勝負を止めてしまう。そして東耶と柳生はその場を去る。柳生が得た灰都の暴走を止める手立てとは…。

第44話 「黒い百足」(2018年6月5日更新)

一時撤退した東耶達。柳生が語る、暴走灰都(黒武蔵)を打ち破る策とは…!?

咳き込む柳生。重症のまま柳生と戦った代償は大きかった。灰都の黒い靄は強さへの欲心だと考えている柳生。相手が存在する限り永遠に強さの終着点はない。戦いの螺旋が永遠に続く。話ができる状態まで戻すには灰都を徹底的に打ちのめすことだと話す。技を凌ぎ切り心を折る。その役目を東耶に託す。

三日三晩で対応できるようになれと言う柳生に、一朝一夕で達人の域まで到達できないから無理だと答える東耶。「お前には右手があって、才能ならここにあるじゃないか」また一つ、託される力。

まとめ

月一更新(毎月5日更新)なのがネックですが、単行本の最新刊は7巻まで出ています。気になる方はマンガ無料配信サイト「マグコミ」から第一話と最新話が読めますのでサクッと読んでください♪

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