ドラクエ-ダイの大冒険オリジナル魔法・呪文・技まとめ

週刊少年ジャンプで連載された名作漫画『ダイの大冒険』。30代の男性なら小学生や中学生時代に一度は呼んだことがあると思います。超人気ゲーム『ドラゴンクエスト』の世界観そのままにオリジナルストーリーで、長い間親しまれてきましたが、テレビゲームには登場しないオリジナルの魔法も数々登場していますよね。今回は『ダイの大冒険』のオリジナル魔法・呪文・技を紹介します。

トベルーラ(飛翔呪文)

宙に浮かんだり飛行できる呪文。ゲーム本編でも馴染み深い一度訪れた町や城まで一瞬で移動できる呪文「ルーラ」の応用呪文。作中では魔法使いのポップが使用することが多く見られましたが、主人公のダイも使用でき、レベルに応じて移動スピードが変化します。

(出典:『ダイの大冒険』5巻)

リリルーラ(合流呪文)

秘呪文の一種とされる合流呪文。アバンのみ使用でき、破邪の洞窟で習得した模様。唱えることで離れた仲間の元に移動し、合流することができる便利な魔法。異空間に閉じ込められたアバンが、ルラムーン草の粉末を使って発動させた。

移動呪文のルーラ系統とされるが、異空間移動もでき、瞬間移動の要素も兼ね備わっており、ルーラの上位互換とも言える呪文になっています。『ドラゴンクエスト5天空の花嫁』でもルラムーン草の取得イベントがあります。

(出典:『ダイの大冒険』20巻)

ベタン(重圧呪文)

敵に高い重圧を加えて押しつぶす呪文。大魔導士マトリフのオリジナル魔法として、後にポップも伝授された。最強種族ドラゴンですら1発で倒せるほどの威力を誇り、全体攻撃できるのが特徴。威力も高いが使用する魔法力も高いので、メラゾーマを連発できるポップですら、初回使用時は1発で魔法力が空になってしまった高難易度の呪文。後に『ドラゴンクエストX』に登場するなど逆輸入現象が発生。

(出典:『ダイの大冒険』6巻)

メドローア(極大消滅呪文)

メラ(炎)とヒャド(氷)という正反対の特性の魔法を合体(合成)させることで、あらゆるものを消滅させるエネルギーを生み出し、それを弓のように投射して放つ魔法。大魔導士マトリフが、勇者アバンと魔王ハドラーとの戦いで、アバンを助けられなかったマトリフが、自らの無力を嘆いて最終決戦用に開発した。

闘気を含まない純粋な魔法としては作中最強呪文と言える。消費魔法力も莫大で、ポップですら満タンの状態でも数発が限界とされている。相手の魔法耐性や呪文耐性を無視でき、一発でもあたれば戦局を覆すことが可能な反則レベルの最強魔法とも言える魔法で物語終盤でも活躍したが、マホカンタに弱いという弱点も存在した。

ドルオーラ(竜闘気砲呪文)

竜の騎士のみが使える最強の呪文。ダイやその父バランが使用し、竜の騎士のみが持つ竜闘気(ドラゴニック・オーラ)を手に圧縮して放つ呪文。呪文と闘気の合体魔法になり、威力は絶大で、作中では半島を丸ごと消滅させました。圧倒的な威力の反面、使用者への反動も大きく、竜魔人化しないと手が吹き飛ぶとされており、物語終盤まで純血の竜の騎士であるバランしか使用できなかった。メドローアと並ぶ最強呪文。

(出典:『ダイの大冒険』19巻)

マホカトール(破邪呪文)

五芒星の魔方陣を描いて使用する破邪呪文。魔方陣の内側の邪悪な存在を消し、またその外側から邪悪な者を入れないようにする効果があります。破邪の洞窟地下15階で、本来であれば賢者のみが習得できるとされており、かなり高度な呪文である。

作中ではアバンとポップが使用しましたが、ポップの場合は砕いたマジカルブースターの魔法石で小さな五芒星を描き、全魔法力を投じることで発動させることができましたが、正式に取得できているわけではなく、マグレ技と本人も認めている。アバンも賢者ではないが、使用者本人が特別製のため使用可能。

(出典:『ダイの大冒険』2巻)

ミナカトール(大破邪呪文)

マホカトールの上位呪文。古文書に示されている、いかなる敵の活動をも停止させてしまう伝説の大破邪呪文。複数の「心の強き者」が集まって初めて使うことのできる集団呪文で、作中ではアバンの使徒を中心にダイ・ポップ・マァム・ヒュンケル・レオナの五人(五つの魂の力)が協力して発動させました。魔法のすべてをおさめたとされる破邪の洞窟地下25階におさめられており、習得するには神の残した試練に打ち勝たなければいけない。

(出典:『ダイの大冒険』15巻)

ラナリオン(天候呪文)

天候を操作する呪文。雨雲(雷雲)を召喚するラナ系の初歩の呪文になり、作中ではポップが使用して暗雲を呼び寄せ、ダイがライデインを使うサポートをしました。ラナルータはドラゴンクエストシリーズ本編ではあまり使用機会がない呪文ですが、改めて考えると昼夜を逆転できるのは超難易度が高いのかも。

マホプラウス(集束呪文)

自分に向けて放たれた攻撃呪文を受け止め、それらの威力を上乗せした呪文を放つ呪文。魔王軍の妖魔士団長ザボエラが使用し、部下のメラゾーマを収束した呪文を放っていました。オリハルコンのヒムには通用しませんでしたが、メラゾーマ十発も集めれば、かなりの威力を誇るものと考えられます。

(出典:『ダイの大冒険』11巻)

マホイミ(過剰回復呪文)

おなじみの回復呪文「ホイミ」の効果を究極にまで高めた呪文。回復呪文でありながら、相手を過剰に回復させることで生体組織を破壊する恐ろしい魔法です。ベホイミの数倍の魔法力を要するため、いつしか使用者もいなくなった古の魔法。拳聖ブロキーナが武神流拳法と併用することで同じ効果を得る極意「閃華裂光拳」をあみだした。

(出典:『ダイの大冒険』9巻)

フィンガー・フレア・ボムズ(五指爆炎弾)

火炎系の呪文であるメラゾーマを、5本の指それぞれから同時に放つ呪文。魔王軍の氷炎魔団長フレイザードが初めて使用し、後にポップが真似た。握りこぶしの状態で、人さし指から順に「メ・ラ・ゾ・-・マ」と一文字ずつ開いていくのが印象的で、フバーハ(防御光幕呪文)ですら突き破る威力があります。禁呪法に近い技から、ポップは師匠のマトリフから寿命が縮まるから二度と使うなと言われてしまいます。

カイザーフェニックス(火炎呪文)

バーンの放つメラゾーマ(メラ系の最上位呪文)。厳密に言えばオリジナルの呪文ではなくメラゾーマであるが、放たれると独特な炎の巨鳥(フェニックス)の形になるのが特徴。想像を絶する威力と優雅なる姿から太古より魔界では敬意を表して彼の放つメラゾーマを特別に「カイザーフェニックス」と呼ぶ。デイン系以外の呪文を受け付けない材質であるはずの「鎧の魔槍」ですら打ち破る威力を誇る。

(出典:『ダイの大冒険』14巻)

まとめ

『ダイの大冒険』の本編に登場した漫画オリジナルの魔法を紹介しました。今回は魔法・呪文系のみでランキングしていますが、この他にもオリジナルの魔法と闘気の合体技に「アバンストラッシュ」や「ギガブレイク」「グランドクルス」があり、いくつかはドラクエシリーズに逆輸入されました。まだ読んだことがない10代や20代には絶対に損しない漫画としておススメです。