【2016年】ドキュメント72時間(NHK)ベスト神回ランキング

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NHK総合テレビで毎週金曜 午後10時50分から放送されているドキュメンタリー番組「ドキュメント72時間」。ある場所で72時間の人間模様を定点観測する番組で、私は毎回ほぼ欠かさず見ています。この番組の魅力は、泣けたり、勉強したり、ほのぼの見れたり様々な魅力が詰まっているところです。

いち番組ファンの私が独断と偏見で「もう一度見たいか」「印象深いか」「感動したか」「行ってみたいと思えたか」等の選考基準から選んだ2016年の神回ランキングを発表します。

7位:2016年5月6日放送 「北のどんぶり飯物語」

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仙台にある24時間営業の大衆食堂が今回の舞台。キャッチフレーズは「生まれたときからどんぶり飯」。コメ好きの人たちにとっての楽園だ。どんぶり飯は普通のご飯茶碗の4杯分という豪快さで、長年地元の人たちの胃袋を満たしてきた。震災以降は、故郷に家族を残し復興工事に携わる人たちの食卓代わりともなっている。震災から5年、生活の再建もままならない現実の中で、人々はどんぶり飯を前に何を思うのか。3日間耳を傾けた。

仙台の半田屋で密着した回です。メシ屋シリーズは「行ってみたい」と誰しもが思うところだと思います。秋田のそば自販機が典型例。どのお店にも常連客と呼ばれる人たちがいるものです。

魚の行商のおばあちゃんが「おいしくねぇ」と言いながらも食べる姿。きっと魚のプロだからこそ味がわかるんだろうな。その一言に色んな思いが伝わってきました。お店のスタッフも津波で亡くなった仲間がいる中で頑張って働いていることを語る場面は落涙必至です。

6位:2016年6月17日放送 「火山の島 フェリーにゆられて行ったり来たり」

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今回は、鹿児島・桜島フェリー。今も活発な活動が続く桜島と鹿児島市街を24時間運航で結ぶ。片道およそ15分、朝は桜島からの通学や通勤客でにぎわい、夜は仕事帰りの人たちでごった返す。利用者は一日1万人以上、日常生活の足として、緊急時の移動手段として島の人たちの暮らしを支えている。自然の脅威に向き合いながらたくましく生きる人たち。24時間フェリーを舞台に、日常と非日常が混ざり合うちょっと不思議な72時間。

私は一度も言ったことがない桜島。片道15分と思った以上に距離が近くて驚きました。そして24時間運航に驚きました。日常生活に不便じゃないのかなと思いながらも桜島に住む人なりの理由がそこにあった。

72時間の取材中に軽く噴煙が上がったと思いますが「これくらい日常だよ」と落ち着いた現地の人が印象的です。様々な人が様々な想いを抱えながらフェリーに乗っているのに感動しました。

5位:2016年1月8日放送 「横浜 オールナイトでとんかつを」

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横浜の歓楽街にある24時間営業のとんかつ屋が舞台。早朝から深夜まで、さまざまな人が肉をほおばりにやってくる。精をつけてネオン街に向かうという男性。飲みの締めにきたキャバクラ嬢。徹夜仕事を終え、明け方ひと息つく男性の姿もある。マンションの高騰や大企業の利益増加など派手なニュースも飛び交った2015年。人々はどんな年の瀬を迎えているのか。不夜城のとんかつ屋で3日間、悲喜こもごもの人間模様を見つめた。

同じくメシ屋シリーズがランクイン。密着した店舗は横浜の「長八 長者町店」。キャバクラ嬢とか同伴出勤の場面とかホストとか横浜の繁華街ならでわのお客さんがくるお店です。新宿三丁目の深夜食堂クイン等メシ屋に密着した72時間は大好きです。理由はわかりません。ただただ好きです。

「夜の客」というのはなにかしらの人間ドラマがありますね。メシ屋シリーズは自分もメシを食べながら(飲みながら)見るのが好きです。一度は行ってみたいと思いながら行けてないので、機会があったら行ってみたいお店です。

4位:2016年7月8日放送 「囲碁の魔力に囚(とら)われて」

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日本最大の歓楽街、新宿歌舞伎町に全国でも珍しい24時間営業の「碁会所」がある。創業34年、深夜から早朝まで碁石の音が鳴り響く。仕事帰りに立ち寄る人や囲碁の魅力にとりつかれた外国人など、さまざまな人たちが碁盤を囲む。24時間営業とあって食事や酒も供される。豊富なメニューはまるで居酒屋。週末には仕事を終えた人々が、泊まり込みで碁を打ち続ける。囲碁の魔力にとらわれた人たちが繰り広げる3日間のドラマとは。

密着した店舗は歌舞伎町の24時間営業碁会所「秀策」。こういうところって何故人を惹きつける魅力があるんでしょうか。常連さんひしめく風景と人間模様に引き込まれました。囲碁ができないのに一度行ってみたくなりました。

私は無趣味な人間なので、こういった趣味を持っている人は憧れですね。二度の倒産と三回の離婚を経験し「皆去って行ったけど今は全部囲碁の友人です。」と楽しそうに語る男性。プロを諦めても碁会所に来てしまう若い男性。小学生と高校教師の対局。名言も多く、碁会所の人間模様がしっかり映し出されていたので4位にさせていただきました。

3位:2016年4月22日放送 「さらば!俺たちの船橋オート」

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時速150キロでバイクが疾走する競技、オートレース。今回の舞台は生誕の地「船橋オート」。この伝統のレース場が先月、65年の歴史に幕を下ろした。最後のレースが開かれた3日間に密着。あの有名レーサーの登場に観客騒然。白熱のレースに空前の盛り上がりを見せる。親子2代で通う強者からイケメンレーサーの追っかけ、名物モツ煮込み目当ての客など、様々な人々が押し寄せる。ラスト72時間、想像を絶するドラマが起こる!

「あの1番の方、熱狂的ですね」常連からも一目置かれる客。マニアがマニアを語るワンシーンはすごかった。「あれは練習着だ」なぜ練習着だとわかる(笑)そしてなぜ練習着をもっている(笑) 理解不能ながらも「なんかすごい」。

他のスポーツ会場にもこういった長年のオールドファンたちがいると思います。「30年前から大学野球を観戦している」とかね。往年の名選手の活躍や伝説となった一戦の生き証人。ウンチクを語らせたら長くなるファンたちの熱い気持ちが見てみたいと思いました。ラグビーとかバレー会場でもこういう昔からのファンにスポットを当てた放送を来年は期待したいです。

2位:2016年6月3日放送 「ゆきゆきて 酷道439」

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徳島から四国山地を横断し高知に至る国道439号。山間部では幅2メートルほどしかなく、国道ならぬ“酷道ヨサク”とも称される。平家の落人伝説が伝わる険しい山道を目指して、全国から酷道ファンも訪れる。全長340キロの“ヨサク”沿いには、山菜や川魚、さらにはマムシを食料に自給自足で暮らす人たちの姿も。豊かな自然を満喫し、何にも縛られることなく自由に生きる人々。3日間で酷道ヨサクを走破、日本の原風景に出会う。

ドキュメント72時間では珍しく移動しながらの撮影です。やっぱり都会の密着取材も見応えがありますが、田舎の風景をずーと眺めるのも好きです。きっと住んだら不便だろうな。でも住んでみたいなと思いながら見ていました。

2015年に多摩川を河口から上流(奥多摩湖)まで自転車で撮影した放送回がありましたが、移動しながら撮影するのは結構面白いです。日常にある風景に密着したのは何か心に残りました。

1位:2016年9月16日放送「女子刑務所 彼女たちの素顔」

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覚醒剤に手を染めた女性、故あって人をあやめた女性…。罪を犯し、刑務所に入る女性はこの20年間で倍増しているという。彼女たちは毎日をどう過ごし、何を考えているのか? 番組では、日本最大級の485人を収容する和歌山女子刑務所に密着。「作業」と呼ばれる工場勤務、テレビも見られるという余暇時間。模範囚対象の「仮出所式」で彼女たちが語る言葉とは? 高い塀に隔てられた、女子刑務所の3日間。

堂々の1位は女子刑務所に密着した回です。普通見ることができない場所を垣間見る事が出来たという意味で1位にさせていただきました。よく密着取材の許可が下りたと思います。流石NHK。

ただ正直それほど密着できていません。刑務所の一部分しか映し出されていないし、遠巻きでしか映されていなく規制が厳しかったことが想像できます。受刑者も「話したくない」と言い全然喋ってくれない。話をしてくれるのはおもに刑務官が中心です。それでもこの密着には大きな価値があったと思います。

ここの刑務所では格安の美容室を運営しており、もちろんスタッフは受刑者。お客さんが「ここで習う人は相当刑が重いことになる。刑が軽い人だったら技術を習っている間に刑が終わってしまうからね。だから、この人は何を起こしたんだろうと思う時もあった」と答えてくれるお客さんの本音が印象に残っています。

昔見たドラマ(女子刑務所東三号棟?)に、服役中の母親に会いに成人式前の娘がヘアメイクに訪れる。娘は晴れ姿を母親に見てほしくて遠くからやってきて、母親は娘だと気づきながらも、あくまでお客さんとして接する。娘が最後に「似合っていますか?」なんて聞いたりして母親は「はい。とても素敵です」とだけ答える。お店を出ると父親が待っていて「会えたか?」「うん」と答える。なんてシナリオがありますが、そんなことをふと思い出しながら泣いてしまいました。

総評

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ランキング形式にしましたが、ほとんど同着といってもいいくらいの神回ばかりです。改めて振り返ってみると何気ない一言が印象に残ることが多かったです。

ドキュメント72時間の良さは「なにしているんですか」と聞きながら、少し入り込んで「あなたの人生教えてもらえませんか」とさりげなく聞いて(もしくは自然に話し出す)「大した人生を歩んでないけど、それなりに大変だったんだぜ」と答える人たちがいることです。事実は小説よりも奇なりの場合も。

感動とは違う、でも心に残る。それは「ヒトの魅力」なのかもしれません。まだ出会ったことのない人たちに想いを馳せながら毎回見ています。2016年年末におこなう再放送を決める人気投票が番組公式サイトで実施されていますので、もう一度見てみたいと思う方は気になる回に応募してみてはいかがでしょうか。

https://www.nhk.or.jp/program/72hours/form.html(リンク切れ)

川べりの家

川べりの家

最近の語りを担当しているのは元AKB48のりっちゃんこと川栄李奈(かわえいりな)ですが、いい仕事してくれます。もともと声を仕事にしているからでしょうか。意外とも言える才能。

『朝まで!ドキュメント72時間2016』ベスト10

※『朝まで!ドキュメント72時間2016』で実際にランクインした放送を紹介します。

第10位 真冬の東京 その名は”はな子”
第9位 福岡・中州 真夜中の保育園
第8位 札幌 聖夜のバスターミナル
第7位 さらば!俺たちの船橋オート
第6位 京都 青春の鴨川デルタ
第5位 囲碁の魔力に囚われて
第4位 冬・津軽 100円の温泉で
第3位 四国 海だけの小さな駅で
第2位 ゆきゆきて 酷道439
第1位 長崎 お盆はド派手に花火屋で

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