【第4弾】池の水ぜんぶ抜く!超巨大生物と絶滅危惧種

2017年9月3日(日)に放送されたテレビ東京の日曜ビッグバラエティ「緊急SOS!超巨大怪物が出た!出た!池の水ぜんぶ抜く大作戦4」(午後7時54分~9時54分)が平均視聴率11.8%と高視聴率を記録した人気番組の感想をまとめました。

番組の流れ

第4弾では東京のど真ん中、日比谷公園の雲形池の水を114年ぶりに抜いた。ロケ担当は田村淳と小島瑠璃子。2017年8月上旬に行われたロケで雲形池の水を抜くと、家紋が描かれた瓦が発見された。

調査の結果、江戸時代にこの付近に屋敷を構えていた佐賀藩鍋島家の家紋と判明。鍋島家の屋敷に使用されていた軒丸瓦であることが明らかになった。

2017年7月下旬に神奈川県座間市の立野台公園で行われたロケでは謎の巨大怪物が出現。親ガモを襲い、池の鯉や亀を食い荒らした正体は北アメリカ原産のワニガメだった。

芸能界随一の動物好きとして知られるココリコ田中直樹は「本来であれば日本で見ることができない生き物を見られる喜びもあるんですけど、生き物側の立場になって考えると複雑な気持ちになりました」と振り返る。

女優の芦田愛菜(13)が緊急参戦。千葉県千葉市若葉区の泉自然公園で超巨大な貝(ヌマガイ)と遭遇した。しかし、残念ながら絶滅危惧種に指定されているニホンイシガメには最後まで出会うことはなかった。外来種のアカミミガメやウシガエルが繁殖してしまい、どうやら以前は目撃情報があった泉自然公園では絶滅してしまった模様。

ネットの感想まとめ

外来種は本当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD
 

日比谷公園に在来種が多くて、キレイで、専門家に褒められてたのはちょっと感動した。逆に、自然の真ん中にあるような池に外来種がいっぱいだったのは、考えさせられた。

日比谷公園の軒丸瓦って、1個しか出てこないのは、偶然に池に沈んだのか?1枚だけ、どうしてだろう?とか疑問は尽きない。コイって、外来種だったというのを初めて知った。自然界では駆除対象だったとは。

6歳の子どもがテレビに釘付けだった。放送時間帯と就寝時間が重なり、途中までしか見られなかったが、外来種や在来種、絶滅危惧など生態系のいい勉強になりそうな番組だった。

日比谷公園クラスの応用で、「道頓堀で水泳」は無理筋な話しとして、大勢で一気に本気で、堰き止めて水抜いて、ヘドロ吸い上げて、ゴミさらえば、水質浄化は何とかなるのかと思った。ただ資金とボランティア精神、何か出てくる期待、生態系調査等の社会貢献てな要素は必要。乱開発・ゴミ投棄・外来種破棄、アレコレ考えさせられる企画だ。

日比谷公園の鯉は元に戻したみたいだけど駆除したほうがいいのは一目瞭然だと思うが。外来種が多い池にはワニガメを1匹放流すれば、外来種を駆逐してくれる。生態系のピラミッドの仕組みを学んだ。

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池の水ぜんぶ“は"抜くな!

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日本では2000年に改正動物愛護法により、カミツキガメ科が科単位で特定動物に指定。飼育にあたり地方自治体の許可が必要となった。またマイクロチップ等の識別措置が義務付けられているが、今回見つかった個体には見つからなかった。

改正前に購入されたか、違法に飼育されていたかのどちらか。ワニガメは静岡県にある体感型動物園izoo(イズー)に引き取ってもらうことに。池のせいかブルーギルやブラックバスが少ない印象。

逆に鯉とアカミミガメが全国各地の池で異常繁殖していることがわかる。ブルーギルは日本の侵略的外来種ワースト100に指定されているが、鯉も指定したほうがいいのではないか。ドンコ、アブラハヤ、ワカサギ辺りが現れることはもうないようだ。

それにしても受け入れ先のイズーが大変すぎだろ…。