Yahoo!ニュースのオーサー制度に思う事

Yahoo!ニュースにはオーサーと呼ばれる『Yahoo!ニュースの個人版』があります。国内で約500名の様々なジャンルの専門家が有益な情報を発信しているプラットフォームです。

切り込み隊長で有名な山本一郎さんや、ブロガーのイケダハヤトさん等も参加されています。大学教授や企業の経営者など様々な業種・ジャンルの専門家が、日々あらゆるテーマで意見を述べています。

2012年9月に始まったサービス

bylines.news.yahoo.co.jp

運営はヤフー株式会社です。2012年9月にサービスを開始されましたが、ブログの影響度が増えたからだと思われます。有識者がブログで発信され、大きなニュースにもなる時代です。ヤフーとしてもインフルエンサーを自分たちで囲い込みたいと思のうは当然の流れでしょう。

名古屋大学准教授の内田良氏のように、組体操の危険性について発信を続けた結果、全国的な社会課題に発展するきっかけとなった事例も生まれています。こうした有意義な記事がある一方で、残念な登録者もいます。

未更新の人がいる問題

サービス開始時50名だったオーサーは約500名に増え、執筆活動も活発化し、現在では毎月新たに1050本の幅広いテーマの記事が寄稿されています。また、記事が充実したことでユーザー数も増加し、月間のページビュー(PV)数は前年比約2倍で過去最高となる1億5千万PVまで成長しました。

http://pr.yahoo.co.jp/release/2016/12/07b/

利用者数は大幅に増えているらしいですが、一方で全く発信しない人もいます。私としては半年間の未更新までは許容範囲内ですが、流石に1年間以上の未更新はオーサーとして失格ではないかと思います。

各専門家も本業が忙しくなる等の様々な事情はあると思いますが、1年間未更新だと「なんで登録されているの?」と疑問に思ってしまいます。

冒頭のイケダハヤトさんは2016年8月の更新が最後の更新となっています。まだ半年はマシなほうで、ヒドイ人は約2年間更新されていません。プラットフォームとしての魅力は半減していますよね。

契約終了は存在するようだった。

突然「7月で契約終了」という一通のメールがYahoo!ニュース編集部から届きました。理由は「Yahoo!ニュース個人は、専門性を重視し、その専門分野について発信してもらうところなのに、あなたは国家公務員に直接かかわる問題以外を発信したため」というものでした。

http://editor.fem.jp/blog/?p=1422

一度登録すると半永久的に登録され続けるのではないかと思ったら、契約終了は存在していました。月刊誌『KOKKO』編集者の井上伸さんは2015年7月にYahoo!ニュース個人オーサーから外されたそうです。

それに、「専門分野について発信」するのがYahoo!ニュース個人の場だと言うのですが、投資家の方が森羅万象のことを毎日のように今でも書かれているなど、その実態はまったく違います。

どこの一郎さんですかね。内容が不適切という理由でアクセスを集めている人は外すのであれば、対象者はもっと多い気がします。一番の問題である『全く更新をしない人』は外さないのかと疑問に思います。

まとめ

おそらくは更新頻度に関する誓約はないでしょうけど、それにしても1年間の未更新はどうなのかなーと思った次第です。はてなブロガーあたりに任せると物凄い勢いで更新してくれそうです。そんな人に登録してほしい。

こうしたプラットフォームは書く内容(質)も大切ですが、更新数(量)も非常に大切だと思います。もっと書きたい人っていると思うから、書く熱量が書きたい人に任せてほしいと思います。今後に期待ですね。