ベンチャー企業に就職した新入社員や、これからベンチャー企業に就職しようと考えている学生にお勧めのビジネス本をまとめてみました。紹介する本は私が凄いモチベーションが上がった経験のある本を激選して抜粋。
- 渋谷ではたらく社長の告白
- 不格好経営―チームDeNAの挑戦
- 時給800円のフリーターが3年で年収1000万円に変わる仕事術
- 史上最短で、東証二部に上場する方法。
- ウィルゲート 逆境から生まれたチーム
- リブセンス〈生きる意味〉
- まとめ
渋谷ではたらく社長の告白
アメブロで有名な株式会社サイバーエージェントの藤田晋社長の本。青山学院大学から人材企業のインテリジェンスに就職し、起業するまでの経緯や、ビットバレーと呼ばれるベンチャー企業が注目を浴びていた「ベンチャーブーム」時代の経営者が何を考えていたかがわかります。
ライブドア事件で有名になる前のホリエモンこと堀江貴文との出会いや三木谷浩史・楽天社長ら話題の経営者のエピソードも盛り込まれていて面白いです。ベンチャー企業の雄と言われたサイバーが立ち上がったことが書かれた本は間違いなくモチベーションが上がります。
不格好経営―チームDeNAの挑戦
株式会社ディー・エヌ・エー創業者である南場智子の本。同氏は2015年に横浜DeNAベイスターズオーナーに就任したことでも有名です。今でこそ「モバゲー」でテレビCMも流す有名な会社になりましたが、私が学生の頃はまだモバゲーがなく、「ビッダーズ」というオークションサイト運営の地味な会社でした。それがなぜいまの地位にまでいくことができたのかがわかります。
コンサルで有名なマッキンゼー出身の南場さんですが、実はとっくみやすい普通の人なんじゃないかと思えるくらい、気取らない文章でテンポよく書かれています。またDeNAが目指す社会的役割や経営方針の原点が書かれています。創業者が初めて明かす、奮闘の舞台裏の本。
時給800円のフリーターが3年で年収1000万円に変わる仕事術
ユニークな人財開発企業として営業代行会社、アズ株式会社創業者の松田元の本。世の中的にはブラック企業問題が関心を集めていますが、ベンチャー企業を目指しているからには「活躍したい」「早く成長したい」という気持ちが強いんだと思います。そういう人はこの本を読んどけって話。
圧倒的に成長するための心構えや仕事への取り組み方をとても読みやすく紹介しています。要約すると「猛烈に働け」というメッセージですが、他にも「感謝の伝え方」は誰でも真似してほしい部分です。「学生(と女)は奢られて当たり前」みたいな奴がいますが、マジでこの本をプレゼントしたいです。仕事への取り組み方は最近改めて読んで(自分もまだまだだな)と思いました。
史上最短で、東証二部に上場する方法。
結婚式関連事業を展開している株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ創業者の野尻佳孝の本。ベンチャー企業と言えばIT企業という認識も多く、「ブライダル」という異色の業界で会社を立ち上げた野尻社長の起業までの道のりや、その後の苦悩を書かれており、自分も頑張ろうと思える汗と涙と笑いの起業物語。
なんだかんだ凄い営業エピソードも満載で、東京海上日動に勤務していた時代の営業エピソードや起業間もない時期の話は、これぐらい努力しなければいけないんだと思わせてくれました。サイバーエージェント藤田晋やライブドア堀江貴文とのエピソードもちょっとだけ書いてあり、番外編的として読んでも面白いです。
ウィルゲート 逆境から生まれたチーム
SEO対策で有名な株式会社ウィルゲート。同社の小島梨揮社長は2008年(小島社長は当時22歳)に一億円の借金を抱え倒産の危機を迎えていましたが、それをどう乗り切ったか成功と復活の軌跡が語られています。
辛い出来事の連続が詳細に書かれており、ハラハラドキドキしながら一気に読める本。(学生ベンチャーはどこもそうですが)結構むちゃくちゃな創業ストーリーも語られています。
リブセンス〈生きる意味〉
成功報酬型求人サイト「ジョブセンス」で有名な株式会社リブセンス。創業者の村上太一社長は早稲田大学在学中にリブセンスを創業しており、25歳で最年少上場記録を5年ぶりに塗り替えたことで有名です。
それまでのベンチャー企業経営者といえば、堀江貴文社長のようなタイプが多かった印象ですが、村上社長はほんわかとしたイメージの社長です。この本は自著伝ではありませんが、ライターの上阪徹氏が書いたからこそ、わかりやすい文章構成になっています。
まとめ
今でこそ成功していると言われるベンチャー企業も大変な時期があったとわかるビジネス本ばかりです。読みやすく、一気に読める本ばかりを紹介させていただきました。