サイバーエージェント社長の藤田晋の本まとめ

アメブロで有名な株式会社サイバーエージェント。人気企業ランキングでも上位にランキングされている企業です。その代表取締役である藤田晋氏の本は面白いと誰しもが思ってくれる本だと思います。経営者の中でも出版に力を入れている?珍しい方なので多数の著書がありますが、あらすじと一緒に紹介します。

渋谷ではたらく社長の告白

渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉

渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉

  • 作者:藤田晋
  • 発売日: 2013/04/15
  • メディア: Kindle版
 

いままでの人生~サイバーエージェント創業期が書かれている本です。藤田晋社長が書いた本で一番面白い。大学卒業後に入社した人材系企業のインテリジェンスでは営業実績を上げて、その後、同社代表の宇野康秀社長(元USEN社長)の目に留まり、インテリジェンスの出資を得てサイバーエージェントを設立。

サイバーエージェントはインターネットの拡大に伴って業績を伸ばし、2000年には26歳の若さで同社を東証マザーズ上場。しかしその後のネットバブル崩壊による大変な時期を乗り切った時期までの自らの半生記として、起業までの道のりや、2004年までの苦悩を率直に振り返っています。

藤田晋の仕事学

藤田晋の仕事学 -自己成長を促す77の新セオリーー

藤田晋の仕事学 -自己成長を促す77の新セオリーー

  • 作者:藤田晋
  • 発売日: 2014/02/14
  • メディア: Kindle版
 

IT業界の最先端を駆け抜けてきた著者による、実践的仕事論です。本書にははっとするような、熱い言葉がたくさん登場します。サイバーエージェント藤田社長の哲学やエッセンスをセオリーとして並べたもの。

・起業に必要な特別な資質などない
・ビジネスの場では若さを隠しておけ
・仕事ができる、できないは、場数で決まる
・耐えること抜きには、競争に勝てない
・いくら頑張っても、上司(会社)の望む方向と違っていたら意味がない
・ロールモデルというのは「前例」にすぎない
・見栄を張る人に大事な仕事は任せられない
・顧客の声を伝家の宝刀のように持ち出すな
・愚痴っているベテランこそ、アイデアを出せ

藤田晋の成長論

藤田晋の成長論

藤田晋の成長論

  • 作者:藤田晋
  • 発売日: 2011/11/17
  • メディア: 単行本
 

何が成長のために必要なのか、何が成長を妨げるのか。成長を継続・加速させたい人だけでなく、成長の鈍化を危惧している人にも役立つ50のメッセージ。

「正論をふりかざすな」「誘いの言葉を社交辞令で使わない」「頼まれた仕事は上司の仕事と心得よ」など、地に足のついたアドバイスが随所に見られ、とても心に響きました。

仕事に一生懸命になりすぎた自分がちょっと恥ずかしくなった時、これでいいんだ、と思わせてくれる一冊です。仕事への姿勢、体調管理や、人脈、転職、コミュニケーションなど、一般的な内容も並んでいます。

藤田晋の仕事学

藤田晋の仕事学 -自己成長を促す77の新セオリーー

藤田晋の仕事学 -自己成長を促す77の新セオリーー

  • 作者:藤田晋
  • 発売日: 2014/02/14
  • メディア: Kindle版
 

サイバーエージェント社長・藤田晋社長自身が今までの経験で得た成長するための仕事観や哲学のエッセンスが詰め込まれた一冊です。

『経営者として数多くの優秀な若手社員を見てきて分かったのは、伸びる人にはいくつかの共通項があるということ―(本文より抜粋)』として77のセオリーにまとめられています。

上が詰まっているという閉塞感や若手で活躍している人が周りにいないという失望感、なかなか自分の殻が破れない停滞感…。若手社員から中堅社員のビジネスパーソンが日々抱える悩みに、藤田氏が理想論ではなく“現場目線”でアドバイスしています。

・評価されないのは上司を見ていないから
・上司に期待しないほうが成長できる
・ダメ上司は「褒め殺し」でうまく使おう
・効率よりも場数が能力を決める
・メールを書く能力は会話力と同じくらい重要
・部下を盛大かつ頻繁に褒めよう
・顧客第一主義に惑わされるな

起業家

起業家 (幻冬舎文庫)

起業家 (幻冬舎文庫)

  • 作者:藤田晋
  • 発売日: 2015/08/05
  • メディア: Kindle版
 

著者本人が「自分の内面と向きあって書きあげました」と語った本。「渋谷ではたらく社長の告白」の続編です。2004年以降のサイバーエージェントの軌跡が書かれています。

メディア(アメブロ)事業を立ち上げ以降、赤字事業として苦悩していた想いが綴られています。また同時期はライブドア事件、親友・堀江貴文の逮捕、株価暴落、そして社長の退任を賭けて挑んだ未知の領域と読み応えのある内容です。

サイバーエージェント成長期の社内の事情や、なぜ赤字事業であったメディア事業(アメブロ)に固執するのかが語らていました。この中では2番目に面白い本。

関連記事:サイバーエージェント出身者が書いた本まとめ

まとめ

経営者ビジネス本のカテゴリーの中でも突出して読みやすく、面白いのが藤田晋の本の特徴です。他にも幻冬舎の見城徹との共著も多いですが、今回は単独で書かれている本だけをまとめました。