忙しい日々を過ごす中で、毎日お部屋をきれいにキープするのはなかなか難しいですよね。親しい友人や親戚から急に連絡があったとき、家が片付いていなくて困った経験がある方もいるのではないでしょうか。今回は短時間でお部屋をきれいにするコツと、今日から取り入れられる片付け対策をご紹介します。
短時間でも片付けは可能♪
片付けたくなる部屋づくり ~古い2Kをすっきり心地よく住みこなす「片付けのプロ」の暮らしテクニック65~ (美人開花シリーズ)
- 作者:本多 さおり
- 発売日: 2012/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
部屋が散らかっているときに限って、メールで「近くまで来たから寄ってもいい?」と急に連絡が入ることってありますよね。また、忙しくて掃除が追いつかないまま子どもの家庭訪問の日が来てしまう、なんてこともあるはず。でも大丈夫です。そんなときも優先順位を心得ておけば、安心して来客を迎えることができます。
収納も少ないし、どうしよう…… という方も、ポイントを絞って掃除をすれば短時間でお家をきれいにすることができますよ。お客さんには気持ち良く過ごしてもらいたいですよね。それでは、忙しいときでもできる「15分の片付け術」をご紹介します。
15分片付けのポイント
来客の動線を考えて片付ける
まず、来客がどのように家の中を通るか考えましょう。玄関は家の第一印象が決まるので、きれいにしておきたいところです。窓やドアを開けて空気の流れをよくしましょう。
玄関に限らず、掃除は上から下へ、中心から隅へ行うことが基本です。棚の上のほこりをさっと掃除し、靴やスリッパをきれいに並べればOKです。シューズボックスに入る分は片付けてくださいね。
続いて、滞在時間が長くなるリビングを掃除します。インテリアになじむ大きめなカゴを用意しておけば、散らかった物のとりあえずの避難場所になります。あくまで一時的な処置としてその中に入れましょう。
こまごまとしたものが片付いたら、掃除機やクイックルワイパーなどで床をきれいに掃除します。動かせないもの、見せたくないものは大きめのクロスやハンカチで隠すのも手です。
また、お客さんが1人で使う可能性のあるトイレや洗面所など、水周りも見ておきましょう。水分を拭き取り、新しいタオルに変えてトイレットペーパーをチェックすればOKです。
面積の大きい部分から物をなくす
部屋に入ったときにパッと目に入るのは、ソファやテーブルなどの大型家具ですよね。かんたんに部屋をすっきり見せるコツは、部屋の中で面積が大きい部分を整理することなんです。フラットな面が強調されることで、視覚的にすっきり感が生まれます。
テーブルやソファの上など面積の大きい部分から優先的に整理し、コロコロやウェットティッシュ、掃除機など素材にあったものできれいにしましょう。余裕があればテレビ台や棚の上も整理しておくと、よりきちんと感が増しますよ。置いたままの本をまっすぐ揃えるだけで印象も変わります。
急いで掃除するテクも大事ですが、家をきれいにする習慣は普段から身につけておきたいものですよね。そこで、次に今日から取り入れられる片付け対策をご紹介します。
普段からできる緊急片付け対策
引き出しを一段空にしておく
引き出しを一段空にしておくと、とっさの来客時に散らかったものをサッと隠すのに便利です。お客さんが帰った後は隠したものを元の場所に戻して、また空の状態にするのが鉄則です。
収納に余裕があることで、心にも余裕が生まれます。空にしておくのはもったいないと思う方もいるかもしれませんが、クローゼットや収納がパンパンなときは、本当に必要なものかどうか一度見つめ直してみましょう。
家族それぞれの専用ボックスをつくる
家族それぞれのボックスごとに収納すると、急な来客時でもサッと片付けられるし、出す時も便利です。家族それぞれ「人別」に収納しているので、探し物もすぐ見つかります。
散らかっているものを慌てて片付けて後で分け直すのは面倒ですよね。自己管理も含めて「出かけるときは最低限、自分の箱にしまう」というお片づけルールを作るのもいいかもしれません。
1日1回テーブルをリセットする
常にきれいな状態をキープするのは難しいですが、1日に1回リセットするだけで片付けがグッと楽になります。何より、物が乗っていなくてきれいなテーブルは見ているだけで気持ちがいいですよね。
毎朝きれいにする、寝る前にリセットするなど、タイミングはお好みでOK。日中に散らかることがあっても、どこに何をしまえば良いか習慣化するので、急な来客時にもササッと片付けることができるはずです。
まとめ
つい慌ててしまいがちな急な来客も、コツを押さえておけば安心です。急な来客も楽しい時間を過ごせるよう、試しに挑戦してみてくださいね。