【超簡単6つのいびき防止方法】いびきの種類と原因やいびき防止グッズ・アプリまとめ

いびきを止めたい、夫や妻、家族のいびきで眠れない、いびきでお悩みの方は多いようです。今回はそんないびきでお悩みの方に、いびきの種類や原因、今すぐできるいびき防止法、それから点鼻薬や枕、リングやアプリなどの、いびき防止グッズについてご紹介したいと思います。

おすすめのいびき防止方法!

日本の「いびき人口」は推定2千万人だと言われています。慢性的にいびきをかいている人は、成人男性で約20%、成人女性で約5~10%とされ、特に中高年になると舌やのどの筋肉が衰えることから、いびきをかきやすくなるそうです。

いびきは本人に自覚がない場合も少なくないようですが、家族など誰かに指摘されたり、逆に家族のいびきがひどくて眠れなかったりと、いびきに悩まされている方は多いと聞きます。

今回はいびきでお悩みの方に、いびきをかきやすい人の特徴や、日常生活ですぐにできるいびき防止法、それからいびき防止に役立つグッズについても紹介したいと思います。

いびきの種類

いびきは症状によって、大きく3種類にわけられています。

1単純いびき症

「単純いびき症」とは、私達が通常「いびき」と呼ぶもので、病気ではありません。いびきとは呼吸をして、空気が通る時に、上気道の中の粘膜が振動することで音が鳴ることを指します。ちなみに上気道とは呼吸器のうち、鼻から喉頭までのことで、喉頭より下から肺までは下気道と呼びます。

上気道は筋肉で支えられていて、元々狭い気管なのですが、睡眠中は全身の筋肉と同じように、上気道の筋肉も緩むため、上気道が更に狭くなって、空気の抵抗音や振動音、つまりいびきが発生しやすくなると言われています。

いびきは自覚がない場合も多く、また例え自覚があったとしても、そのいびきが「単純いびき症」なのか、あるいは病気なのか、判断はつきません。「単純いびき症」の場合は、途中で音が止まったりせず、一定のリズムでいびきをかく特徴がありますが、特に1人で寝ている場合、それを確認するのは難しいですよね。

ただ慢性的にいびきをかいていると、それが何らかの病気に繋がる可能性もあるので、特に毎日いびきをかく、家族など誰かにいびきがひどいと指摘された場合は、そのいびきの原因がなにか考えてみることや、耳鼻咽喉科を受診するといった対策をとることをおすすめします。

2上気道抵抗症候群

「上気道抵抗症候群」は、何らかの原因で上気道が狭くなり、空気抵抗が強くなることで、いびきをかく症状を指します。これは「睡眠時無呼吸症候群」の派生的な型で、軽症型とされています。

症状としては眠っている時にいびきをかくこと、昼間の眠気、不眠が多く、夜に十分な睡眠がとれないため、疲労が溜まっていることを訴える方も多いようです。

この「上気道抵抗症候群」は、肥満の方や、顎が小さい、下顎が後退しているといった特徴を持つ方に起こりやすいと言われています。そのため対策としては減量や、マウスピースを利用して下顎を前方に固定し、気道を広げる、といったことがあげられます。

病院に行く場合は、肥満なら内科や呼吸器内科、顎の形状に問題があるなら口腔外科、それ以外にも睡眠外来やいびき外来もあるので、いびきにお悩みの方で、日中の眠気がある場合は、1度検討してみてはいかがでしょうか?

3睡眠時無呼吸症候群

「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、上気道が何らかの原因で狭くなったり、閉塞することで、睡眠中に無呼吸状態になる、つまり呼吸が何度も止まることが断続的に繰り返されて、一時的に血液や脳内の酸素量が減少し、二酸化炭素量が増加することを指します。そのため「単純いびき症」とは逆に「不規則ないびき」が特徴です。

この「睡眠時無呼吸症候群」は、日本の「いびき人口」約2000万人のうち、約200万人と推定され、そのうち約90%が男性で、かつ自覚がないと言われることから、実際にはそれ以上の数の患者がいると考えられています。

この「睡眠時無呼吸症候群」と判断されるのは、10秒以上の無呼吸状態が1時間に5回、または、1回の睡眠に30回以上見られる場合で、それ以外の特徴として、起床時のだるさや頭痛、日中の我慢できない眠気があります。

そのため交通事故や労働中の事故に繋がる可能性や、呼吸が止まることが心臓など体に負担をかけることから、高血圧や糖尿病、心筋梗塞、脳卒中を引き起こし、最悪の場合は突然死に繋がる可能性があると言われています。

こういったことから、例えばいびきがひどい、日中に強い眠気を感じる、熟睡できないなど、なにか気になる症状がある場合は、睡眠障害クリニックや、睡眠外来など、専門の医療機関を受診することが勧められています。

関連記事:無呼吸症候群の対策法!お役立ち3点グッズや自宅での4つの予防法

いびきの原因

原因①肥満体質

肥満は、いびきや「睡眠時無呼吸症候群」の最大の原因とも言われています。肥満になると外見など、目に見える部分だけでなく、首回りや上気道の内側にも脂肪がつくので、上気道が狭くなり、呼吸をした時の空気抵抗が大きくなって、のどの粘膜の振動が増すため、いびきをかく原因になってしまうそうです。

日本肥満学会では、「BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長」が22を適正体重として、25以上を肥満、18.5以上25未満を普通、18.5未満を痩せと判定しています。また体脂肪率が男性は25%以上、女性は30%以上で肥満と判断され、この場合もしBMIが25未満だったとしても、体脂肪率が高い場合はかくれ肥満、ということになるそうです。

肥満はいびきの原因になるだけでなく、高血圧、糖尿病、高脂血症のリスクが2倍になるなど、健康面で悪影響を与える可能性が高いので、適正な体重管理を意識して行うことが大切だと言われています。

原因②口呼吸をしている

いびきの原因として、よく知られているのが口呼吸です。口呼吸をしていると下顎が下がり、舌根の落ち込みがひどくなるため、上気道が狭くなって、いびきが発生すると言われています。このように口呼吸はいびきの大きな原因となりますが、弊害はそれだけではありません。

口呼吸の場合は、鼻呼吸と違い外部からの異物が入ることを防ぐ働きを持つ、鼻腔というフィルターを通すことなく、直接空気を肺に取り込むことになります。そうすると風邪をひきやすくなったり、空気中に含まれるホコリやダニ、花粉のアレルゲン物質も取り込んでしまい、アレルギー症状を起こすなど、様々な病気や症状を引き起こすことが考えられます。

呼吸は無意識のうちに行っているものなので、口呼吸の自覚がない方も多いようです。口呼吸をしている方の特徴は、無意識のうちに口が開いている、クチャクチャと音を立てて食べる、片方の歯で噛む癖がある、などがあげられるので、いびきが気になる方は、1度チェックしてみましょう。

原因③鼻に炎症がある

鼻に炎症がある場合も、いびきの原因になるようです。例えば風邪やアレルギー性鼻炎で鼻の通りが悪いと、鼻で呼吸することが難しいので、口呼吸で補うことになります。

口呼吸は上でご紹介したようにいびきの原因になりますし、例え口呼吸をしていなくても、鼻の通りが悪いと、空気の通り道が狭くなるので、鼻の粘膜が振動して、いびきが発生することがあります。

こういった鼻の炎症でいびきが起こる場合は、治療することでいびきの改善が期待できるので、まずは耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

原因④ストレスが溜まっている

いびきは、ストレスが溜まっていることも原因になります。実は人間の体はストレスや疲れが溜まっていると、酸素をより多くとり込もうとするため、普段は鼻呼吸をしている方でも、口呼吸をするようになるそうです。

また疲れていると上気道の筋肉の緩みがひどくなるので、舌がのどに落ちこみやすくなり、それがいびきに繋がるとも言われています。

対策については、日常生活の中でストレスを無くすのは難しいので、リラックスする時間をつくる、自分が没頭できることを見つけるなど、ストレスを溜めこまず発散するための、自分なりの方法を見つけることが重要かと思います。

原因⑤仰向けで寝ている

いびきは寝ている時の姿勢も大きく関係しています。仰向けで寝ている場合、顎が上がって舌がのどの奥に下がるため、上気道が狭くなってしまい、いびきの発生に繋がります。仰向けの姿勢は、鼻に疾患があるなど、鼻の通りの悪い方が、呼吸を楽にするためにとりがちな姿勢のようです。

また枕が高すぎると、仰向けになる以外の姿勢が難しいため、これもいびきの原因になると言われています。それ以外にも胸に手をおいて寝ている場合、肺が圧迫されて呼吸が浅くなるため、酸素をとり入れようとして、のどの粘膜の振動が大きくなるので、それがいびきを発生させることもあるようです。

このように仰向けで寝ていることがいびきの原因になっている場合は、横向きに寝るようにするといびきを防ぐことができます。

原因⑥寝る前にお酒を飲む

いびきにお悩みの方、寝る前にお酒を飲んでいませんか?そうすると寝つきがよくなるから、と寝酒をする方は多いようですが、実はそれがいびきの原因になっている可能性があります。

お酒には筋肉を弛緩させる作用や、血行を促進させる作用があるため、舌やのどの筋肉が緩んで上気道が狭くなる、鼻腔の血管が膨張し、粘膜が腫れて鼻づまりが起きやすくなる、更にアレルギー性鼻炎の症状が悪化しやすい、といったことに繋がるため、いびきの原因になるようです。

また大量にお酒を飲むと、体内で不足した酸素をとり入れようと呼吸が激しくなるので、これもいびきの原因になります。特に過度の飲酒は「睡眠時無呼吸症候群」の症状を悪化させる可能性があるため、寝る前の飲酒は避けることをおすすめします。

原因➆薬を服用している

いびきをかくのは、睡眠薬や精神安定剤の副作用の可能性もあります。睡眠薬や精神安定剤を服用すると、リラックスして全身の筋肉が緩んだ状態になります。

さらに上気道の筋肉も緩んでしまい、空気の通り道が狭くなって、のどの粘膜が振動を増す、つまりいびきをかくことに繋がってしまいます。また鼻呼吸だけでは十分な酸素がとり入れられず、口呼吸で補うため、いびきをかくとも言われています。

睡眠薬や精神安定剤を服用している方で、いびきがひどい場合や、それがストレスになっている場合は、1度医師に相談してみましょう。

関連記事:いびきの治療方法は5つ!実は首の脂肪や飲酒が原因?日常生活で出来る解消法や病院を探すポイント

すぐできるいびき防止法

防止法①鼻呼吸を意識する

いびきの大きな原因の一つは口呼吸なので、いびき防止には口呼吸を治して、本来の呼吸法である鼻呼吸に戻すことが重要と言えます。ただ呼吸は無意識に行っているものなので、自分が口呼吸であることに気付いていない方も多いようです。

例えばテレビを観ている時や電車を待っている時など、ふとした時にぽかんと口を開けていませんか?口は話す時や食事をする時以外は閉じているのが基本ですから、それ以外で少しでも開いているなら口呼吸になっている可能性が高いと言えます。

その場合は口を閉じること、鼻で呼吸することをしっかり意識する必要があります。そのためには例えば机やパソコン、トイレなど、家の中のあらゆる場所に、「鼻呼吸をする」と書いたメモを貼りつけて常に鼻呼吸が意識できるように工夫しましょう。

また口呼吸を改善するグッズを利用したり、ガムを噛むことで口を閉じて鼻呼吸を促すといった方法もあります。ただ口呼吸が鼻の疾患など、鼻の通りが悪いことが原因になっている場合は、それを治さないと鼻呼吸に戻すのは難しいので、その場合はまず耳鼻咽喉科を受診することが勧められています。

防止法②横向きで寝る

仰向けで寝ると舌がのどに落ちこんで気道が狭くなり、いびきをかきやすくなりますが、横向きで寝ると舌が左右のどちらか下になった方に偏るので、気道が確保されていびきを防ぐ効果が期待できます。つまりいびき防止には横向きで寝るのがいいのですが、寝ている時の姿勢を自分でコントロールするのは難しいので、自然と横向きに寝るように工夫することが必要になります。

例えば「足を絡められるような抱き枕を利用する」「枕の片方に本を置いて片方だけ高くする」「ニット帽の後頭部のあたりに何かを詰めてかぶる」「荷物を入れたリュックサックを背負って寝る」など、仰向けで寝ることが難しい状態にすると、自然と横を向いて寝ることができると思います。

ただそうすることで眠りにくくなり、睡眠不足になってしまっては意味がないので、無理のないように、あくまで横向きに寝る習慣をつけるためと考えましょう。

防止法③ダイエットをする

肥満は上気道が狭くなりやすく、いびきの原因になるので、それを防ぐにはダイエットをすることが勧められています。

まずは普段の食生活を見直してみましょう。例えば外食やファーストフード、コンビニ食はカロリーが高く、栄養が偏りやすいので避ける、決まった時間に食事をする、満腹になるまで食べずに腹八分目にする、間食や食後のデザートはやめるなど、意識すればすぐにできるかと思います。

また早食いは食べ過ぎの原因になるので、ひと口30回は噛むようにして、時間をかけて食べる、野菜や魚を中心とした食事内容にする、といったことも意識しましょう。

それに加えてウォーキングなどの有酸素運動を、1日20~30分程度行うなど、適度な運動をとり入れると更にダイエット効果が期待できるかと思います。もしそれが難しい場合は、駅まで歩く、エスカレーターではなく階段を利用するなど、日々の生活に少しでも運動をとり入れるように工夫しましょう。

なお食事を抜く、極端なカロリー制限をするなど、無理なダイエットは逆に太りやすい体をつくったり、体調を崩す可能性もありますし、疲労やストレスが溜まるとそれがいびきの原因になることもあるので、くれぐれも無理はしないようにしましょう。

防止法④寝酒をしない

寝る前に少量のアルコールを飲むと寝つきがよくなるのは確かですが、のどの筋肉を緩めて、気道の閉塞を起こすため、いびきの原因になる可能性があります。そのためいびきにお悩みの方で、寝酒が習慣になっている方はすぐにやめることが勧められています。

もしお酒を飲むなら、眠る3~4時間前までに、日本酒なら1合、ビールなら中~大瓶1本、ワインならグラス2杯を限度としましょう。またアルコール分解で肝臓に負担がかかることを考えると、週に1~2日はお酒を飲まない休肝日をつくることをおすすめします。

防止法⑤寝室の湿度に気を付ける

いびきの防止には、寝室の湿度に気をつけることも重要です。例えばエアコンのつけっぱなしで寝室が乾燥すると、鼻やのどの粘膜が炎症を起こすことで、鼻づまりが起きやすくなります。すると鼻呼吸が苦しくなるので口呼吸になり、舌がのどに落ちこみやすくなって上気道を狭めてしまい、いびきの発生に繋がってしまいます。

それを防ぐためには、寝室の湿度を50~60%に保つことが大切です。室温は夏が25℃、冬は18℃を目安にしましょう。特に冬場の空気が乾燥している時期は、放っておくと部屋の湿度が簡単に40%を切ってしまいますし、逆に湿度が高すぎても結露の原因になり、カビを繁殖させてしまう可能性があるので、適切な湿度を維持する必要があります。

手っ取り早い方法は寝室に加湿器を置くことですが、それ以外にも例えば濡らしたバスタオルをハンガーにかけておく、コップに水を入れて置いておく、観葉植物を置くといった方法もあります。

防止法⑥枕を変える

枕は高すぎても、低すぎても気道が狭くなるため、いびきの原因になるようです。もし寝る直前の枕の位置が、朝起きた時と同じなら問題ありませんが、寝る前と起きた時で枕の位置が大きく変わっている場合は、使っている枕が合っていない可能性があります。

枕の高さの基本は、仰向けに寝た時に「眉間と顎の角度が5度になる」ことで、体型で目安を言うと、標準体型の方は3~4cm、女性や細身の方の場合は2.5~3cm、体格のいい方は4~5cmの高さが目安になるそうです。

また枕が柔らかすぎると、寝返りを打つたびに首がグラグラと不安定に揺れることになるので、適度な固さがあって寝ている間に枕の高さが変わらない、長方形で平らな枕がいいと言われています。なお寝返りをスムーズに行えるように、枕の大きさは頭3個分を目安にして選ぶようにしましょう。

おすすめのいびき防止グッズ

鼻腔拡張テープ

鼻に貼るだけでいびきが防げる、そんな便利なグッズが鼻腔拡張テープです。

ブリーズライト スタンダード 鼻孔拡張テープ 肌色 レギュラー 30枚入

ブリーズライト スタンダード 鼻孔拡張テープ 肌色 レギュラー 30枚入

  • 発売日: 2013/08/28
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

1つ目は大ベストセラーの『ブリーズライト』です。こちらはプラスチックバーの反発力で鼻腔の入口を広げて、鼻の通りをよくしてくれる鼻腔拡張テープです。鼻の上に貼るだけで、鼻づまりの軽減や鼻呼吸をサポートし、いびきの防止に役立ちます。

エアーアップ 18枚入 レギュラーサイズ

エアーアップ 18枚入 レギュラーサイズ

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

2つ目は『エアーアップ』です。こちらは特殊加工したテープの反発力で鼻腔を広げ、鼻呼吸を楽にしていびきを抑えてくれます。使い方は、まずティッシュで鼻の周りの汚れや脂などを拭き取って、次にテープの中央を持って、左右対称になるように鼻骨の少し下に貼りつけ、テープの端を折り曲げながら、鼻の両脇にしっかり貼りつけるだけ、と簡単です。いびき防止だけでなく、花粉症対策にも使えるので便利ですよ。

いびき防止枕

アーネスト いびき枕 「グースト」

アーネスト いびき枕 「グースト」

  • メディア: ホーム&キッチン
 

仰向けに寝るといびきをかきやすいので、横を向いて寝るといいと紹介しましたが、そう言われても、寝ている間の姿勢を自分でコントロールするのは難しいですよね。

そこでおすすめなのが、いびき防止枕『グースト』です。こちらは中央に山になっている部分があるので、頭を乗せると自然と横を向くようになっています。横向きになると気道が開いて呼吸が楽になるので、いびきを軽減する効果が期待できます。

ちょっと変わったいびき防止枕が『いびき対策快眠枕シリーズ』です。なんと内臓センサーがいびきを検知して、振動と音の刺激でいびきを防止する驚きの枕です。枕の素材はしっとりとした弾力性で、頭と首に優しくフィットする低反発ウレタンフォームを使用しているため、いびきの防止だけでなく、快適な眠りもサポートしてくれます。

口呼吸抑制テープ

口呼吸はいびきの大きな原因になるので、本来の呼吸法である鼻呼吸の習慣を身につけることがいびき防止に繋がります。そこでおすすめなのが、口呼吸抑制テープです。これは就寝時に口に貼ることで、口を閉じて鼻で呼吸をするように促してくれます。

まず1つ目は「セレブリーズ」、こちらは絆創膏にも使われている人体用の専用のりを使っているため肌に優しく、適度な伸縮性があって、口元の筋肉の動きにも順応するので、剥がれにくく装着時の違和感も軽減してくれます。毎晩口に貼って寝ることを習慣づけて、それを3週間ほど続ければ鼻呼吸が身につくので、いびきの防止に効果が期待できます。

2つ目は「ネルネル」、こちらも就寝時に口の中央に貼ることで口を閉じ、鼻で呼吸する習慣をつけるためのマウステープです。口呼吸の改善効果で、いびきの軽減はもちろん、起きた時にのどがガラガラになることも防いでくれます。

3つ目は「ねむるん」、こちらは多数のメディアに掲載され、話題となった口呼吸防止テープです。業界初の「1枚で2サイズ、男性から女性までフィット」する点が非常に便利です。半透明の肌色タイプで口元に貼っても目立ちにくく、約3週間程度毎日欠かさず続けることで、鼻呼吸の習慣を身に付け、いびき防止に役立ちます。

首サポート

いびきは下顎が下がって気道が狭くなることが原因のひとつなので、首をサポートしてくれるグッズも、いびき対策として役立ちます。スノアゴンは寝る時に首に巻いて、マジックテープで留めるだけという手軽さながら、下顎に優しくフィットして、下顎が下がってしまわないようにしっかり支え、いびきを防止してくれます。毎日使っても約1年間は使用できるので経済的ですよ。

いびき防止バンド

いびきストッパー SNORE GONE スノアゴーン 12350
 

手首に巻いて寝るだけなのが『いびきストッパー スノアゴーン』です。これは時計より少し大きめのサイズで、いびきの音を感知すると、本体の裏面の電極から、微弱な電流が発生、手首に刺激を与えて体が自然と寝返りをうつように促し、いびきを防止してくれます。なお電流はごく僅かなものなので、体に痛みやダメージを与えることもなく、その刺激によって目が覚めることもないため、安心して使用できます。

マスク

アルファックス 快眠鼻呼吸マスク ミルキーピンク
 

口を開けて寝ると、呼吸で気道の入口が震えるため、いびきをかきやすくなります。そこでおすすめなのが、いびき防止マスク「いびきマスカット」です。このマスクをして寝ると口を開けたまま寝ることを防げるので、いびきの防止になり、更に口の渇きを防ぐことで朝起きた時ののどの不快感の改善や、風邪の予防にもなるそうです。

またこのマスクは「スーパーソフトゲル」という、医療用に使われる安全な素材を使用しているため、唇がかぶれたり、むれたりといった心配もありません。更にお手入れも石鹸で洗ってタオルで拭くだけと簡単で、約100日間繰り返し使えるのでとても経済的です。

いびき防止スプレー

いびき対策には、口の中に直接スプレーする、いびき防止スプレーを利用する方法もあります。

池田模範堂 イビキスト 25g

池田模範堂 イビキスト 25g

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

不快な寝息のエチケットスプレー「イビキスト」は、3種の天然オイルとビタミンE配合で、口の奥をコーティングして、空気の流れをスムーズにすることで、不快な寝息を軽減する効果があります。簡単なスプレータイプなので、いつでも手軽に使えて、持ち運びにも便利ですね。

スロートスプレー

イビキで悩む方に朗報!スノアリーズ スロートスプレー 23.5ml (並行輸入品)

イビキで悩む方に朗報!スノアリーズ スロートスプレー 23.5ml (並行輸入品)

 

2つ目はこれは鼻腔スプレーです。いびきは風邪やアレルギー性鼻炎の鼻づまりが原因で、鼻腔が狭くなり、呼吸する時に鼻腔内の組織が振動して起こる場合もあります。この鼻腔スプレーはそういった鼻づまりが原因となるいびきに有効で、自然由来の成分によるいびきを軽減させる効果は、約8時間続くそうです。

マウスピース

いびきの対策は、いびきの原因によって変わります。もし「口を閉じていびきをかいている」場合は「寝ている間に舌が下がって、気道を狭めてしまっている」ことがいびきの原因と考えられるので、マウスピースが役立ちます。

歯科技工士が開発した『ブレスピース』は、着けると下顎を少し前に出すことで、舌が下がることを防ぎ、気道を広げていびきを防止してくれます。着けて寝るだけで簡単にいびきを軽減できるので、とても便利ですよ。ただ基本的に2~7日は「慣らし期間」が必要となるので、最初は休日の前夜や昼間に使用して、慣らしていくようにしましょう。

このマウスピース『ズィークヮィェット』は柔軟性が高く、自分にぴったりな歯型を数分で手軽に作ることができます。装着すると、睡眠中に下顎が下がって、舌根が気道を狭めるのを防ぎ、のどの奥の気道を広げる効果もあることから、いびきの発生を抑えてくれます。ただ最初の数日は、一晩中口内に装着することは難しいようで、慣れるまでの2~3週間は諦めず続けることが勧められています。

『オーラルトゥースガード』は自分の歯型を形状記憶させて、専用のトゥースガードを簡単につくることができるマウスピースです。電子レンジで1分加熱した後に、10分程度噛むことで、歯形をつくるそうです。自分の歯型で形成したものなので、就寝時の歯ぎしりをしっかり抑制してくれます。「歯を食いしばるかたちで、いびきをかいている」方は1度試してみてはいかがでしょうか?

いびき防止薬

ぐークリーンEX 30ml (1個)

ぐークリーンEX 30ml (1個)

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

いびきを抑えるには、エスエス製薬が提供している点鼻薬「アンスノール」を利用する方法もあります。こちらは日本で初めて販売された、いびきの予防薬です。この点鼻薬を鼻に直接噴射することで、鼻粘膜の乾燥を防ぎ、口呼吸を改善、自然に鼻呼吸になるのでいびきの防止に役立ちます。

使い方は寝る前に仰向けに寝転がり、両方の鼻の穴に「アンスノール」を5~6滴落とすだけと、とても簡単です。鼻づまりや口呼吸がいびきの原因になっている方は、1度試してみてはいかがでしょうか?

いびき防止リング

いびき対策はマウスピースや口呼吸抑制シールなど、様々な種類がありますが、口や鼻に違和感があって長く続けられない、旅行で人の目があると気になって使えないとお困りの方も多いようです。

そこでおすすめなのが、いびき防止リング「アンティスノアリング」です。こちらは左手の小指の第一関節から付け根の間にはめて寝るだけで、いびきを防止してくれる、とても便利なリングです。

このリングは左手の小指にあるツボ「レイセン」を刺激して鼻の通りをよくすることで、鼻呼吸をスムーズにしてくれるので、いびきの防止に役立ちます。見た目はただのシルバーリングなので、人の目も気になりませんし、寝る30分くらい前から左手の小指にはめるだけ、の手軽さで、ストレスなく使用できるのでおすすめですよ。

いびき防止アプリ

いびき防止iPhoneアプリ「いびき防止君」を利用するのもおすすめです。このアプリはいびきの音を感知すると音を鳴らしたり、バイブを振動させることで、いびきをかいている本人を軽く目覚めさせ、いびきを止める効果が期待できます。使い方は睡眠時に設置して、スタートボタンを押すだけ、終了する場合はストップボタンを押すか、iphoneのホームボタンを押すだけと、とても簡単です。

まとめ

いびきは肥満や口呼吸、鼻に炎症がある、ストレス、仰向けに寝ている、寝酒をするなど、様々なことが原因で起こります。

特に慢性的にいびきをかいている場合、睡眠の質が落ちることから、疲れがとれなかったり、糖尿病や高血圧、心筋梗塞を引き起こす可能性や、脳にとり込む酸素量が減ることで、集中力や記憶力の低下、更には脳梗塞や脳卒中を引き起こす可能性もあると言われています。

またよく耳にする「睡眠時無呼吸症候群」の場合、日中にひどい眠気に襲われることで事故に繋がるなど、命にかかわる可能性もあります。こういったいびきによる悪影響は、なにもいびきをかいている本人だけではなく、そのいびきで眠れない家族など、自分以外の誰かにも及ぶことが考えられます。

そのためたかがいびきと軽視せず、何が原因になっているのかを知り、対策をとることが勧められています。自分や家族の健康を守るために、こちらでご紹介したいびき防止法や、グッズを試して頂けたらと思います。