地毛証明書は人権侵害問題!?高校教育の違和感

都立高校の約6割が一部の生徒に『地毛証明書』を入学時に求めていることが調査でわかったそうです。高校教育の問題点についてまとめました。

都立高の6割で「地毛証明書」提出させる

ブラック学校に勤めてしまった先生 1

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  • 作者:双龍
  • 発売日: 2018/10/09
  • メディア: Kindle版
 
朝日新聞が都立高173校に取材したところ、170校が取材に応じ、全体の57%にあたる98校で地毛証明書が「ある」と回答したという。多くは保護者が「髪の毛が栗毛色」「縮れ毛」などと記入して押印する形。幼児期の写真を提出させるケースもあるという。

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170506-00006057-bengocom-soci(リンク切れ)

私は地方高校に10年以上前に通っていましたが、その頃の時代は茶髪は殆どの高校でNGでした。いまだに髪色を校則で禁止しているんですね。価値観の多様化が進んでいる時代に、高校教育が10年以上も何も変わっていないことに驚きました。

提出を求める学校側の言い分としては「間違って指導し、生徒に嫌な思いをさせないための方法」という説明には一定の理解を示しますが、そもそも茶髪OKにすれば全部解決します。

地毛証明書は「生活指導をきちんとしていることを保護者や生徒にアピール」する狙いもあるそうです。保護者側としては真逆の感想をもちました。古い価値観の学校には進学させるくらいなら「髪色くらい自由」の高校に進学してほしいです。

ただ世間一般では校則の厳しさに信頼を寄せてしまう保護者もいるから学校もやっているのでしょうね。教育勅語を覚えさせたり、軍歌を歌わせたりする森友学園を支持していた保護者を思い出します。

地毛証明書の根底は「髪色は黒以外はNG」「茶髪は不良」という時代錯誤の価値観です。偏差値の高い学校ほど茶髪は自由で、偏差値の低い学校ほど校則が厳しいのは何故でしょうか。

よく「子供のうちは大人の意見に従え」「大人になったときに自由にやればいい」と言われてきましたが、大人になっても不自由な状況は続きます。結局、大学時代しか髪型自由な時代ってありませんね。その大学生も接客系のアルバイトで「茶髪NG」のところもありますし、髪色を自由にできる時代って全然ないです。

まとめ

私としては小学校・中学校・高校の学生時代の『髪色くらいどうでもいい』という考えの持ち主です。私も中学時代は、光の加減やシャンプー?の影響なのか、たびたび謎の注意をうけました。

「なんとなく髪の色が薄いね」くらいであり、染めているかどうかの怪しいレベルだったので、今思えば疑惑のままだったということでしょうか。「注意しろ」という主語のない指摘をうけ「なにに?」と不愉快な思いをしました。髪型や髪色ぐらい自由にさせてやれよ。と思ったニュースでした。