ネット証券で評判の高い会社は!?大手3社を徹底比較

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昔から証券会社は存在しましたが、インターネットが発達したことにより既存の店舗型(あるいは対面型)だけでなくネット証券が誕生しました。これにより個人投資家への間口が広くなりましたが、それでも一歩足を踏み出せない人も多いのではないでしょうか?本記事では評判の高い、ネット証券に関する情報を記述していきます。

ネット証券とは

証券会社は株式を始めとした金融商品の売買を行う、窓口となる企業です。この際に発生する売買手数料は対面、つまり人を介するため高く投資家には大きな負担を、証券会社には利益をもたらしていました。当時は株式売買の手数料は証券会社が固定手数料と定めていましたが、1999年の株式取売買の手数料が自由化されました。このため売買手数料は各証券会社が独自に設定するようになり、インターネットが発達したことにより対面に比べて手数料が安いネット証券が普及しました。

従来は手数料の高さ、手軽さという観点から証券会社を敬遠していた層が参入しやすくなり、店舗型の証券会社は利用したことがなくてもネット証券を利用している人が増えています。2016年時点ではスマートフォンの片手作業で売買注文が出来るほどです。

ネット証券の魅力

手数料の安さ

多くのネット証券は店舗をほとんど持たないので、人件費や店舗費といった維持費を大幅に抑えることが出来ます。これにより口座維持費は基本的に無料、手数料も店舗型の1/5~1/10程度となっており、50万円の株式売買で500円程度の手数料となっています(証券会社によって違いはあります)。

この手数料の違いは1回1回では大した影響は無くても、回数を重ねるごとに大きな差となります。高い手数料を支払っても投資が成功するとは限りません。場合によっては手数料+運用損益といったケースも考えられたため、ある程度の資金がないと投資は厳しい状況でした。

しかし、ネット証券が誕生し手数料が大きく引き下げられたことから投資金額の少ない人達が参入しやすくなりました。コストの高低はそのまま利益に直結するので、店舗型証券よりネット証券の利用を選択するのは合理的と言えるでしょう。

手軽に利用できる

ネット証券の魅力は手数料だけでなく、手軽さも挙げられます。まず口座開設をする際に店舗に赴くことなく、ほぼ自宅で作業完了させることが出来ます。また、従来では売買注文を店舗あるいは電話で証券会社の担当者に連絡して実行してもらう必要がありましたが、ネット証券ならパソコンやスマートフォンで簡単に注文が出来ます。

つまり、時間や場所を問わず、こちらの都合で作業が出来るということです。売買注文するのも指値注文などを使えば、取引時間外でも指定した株価で購入することが出来ますし、金額にこだわらないなら注文をしておけば取引時間と同時に約定出来ます。現時点の株価や最新のニュースも、ネット証券の口座開設を済ませていればほぼリアルタイムで確認することが出来ます。

ただし手軽に利用出来る反面、基本的に全てが投資家任せという側面も存在します。店舗型の場合は担当者(専門家)の意見を参考にして取引することが出来ますが(もちろん最終判断は自分自身ではありますが)、ネット証券は最初から最後まで自分の判断で、自分の責任で投資する必要があります。どちらが良いかは一概には言えませんが、こういった面があることは忘れないようにしましょう。

評判の良いネット証券は?

ネット証券として営業している証券会社は多く、現在(2016年3月時点)は野村證券でもインターネット取引が可能となっています。そのため投資初心者の方はどの証券会社を選ぶべきか、判断が難しいでしょう。ここからは筆者自身も利用しており、使い勝手が良いと思われる証券会社を3つ紹介します。3つともランキングで上位に入っており、評判も良い証券会社です。

なお、いずれもネット専業の証券会社で、手数料の安さ/独自のサービスや画面の見やすさなどを基準に選んでいます。もちろん他にも多数のネット証券が存在しますので、1つの判断基準として見てもらえれば幸いです。

マネックス証券

筆者が最も好んで利用しているのが「マネックス証券」です。他の証券会社と比較して手数料が低いわけでは無く(今回、筆者が薦める証券会社の中では最も高い)、投資信託の種類が豊富というわけではありません。しかし2016年3月時点で米国株式、中国株式の取り扱いはネット証券でナンバーワンという実績を誇っています。米国株式にはコカ・コーラを始めとした日本においても有名な企業が多数あるので、比較的投資しやすいメリットがあります。また、通常だと海外株式の配当金や売却益は確定申告が非常に面倒ですが、マネックス証券なら特定口座(源泉徴収や損益通算を自動で行ってくれる)を利用することが出来、大変便利です。

他にも投資信託を月1,000円と少額から利用できるメリットがあります。後述のSBI証券だと月500円から利用できますが、月1,000円程度なら多くの世帯において投資が出来ると考えています(筆者個人の意見としては、月500円は財産形成にはなりにくく、あくまでも「お試し」と認識しています)。種類は多くありませんが、それでも運用成績優秀な商品はいくつもありますので種類が少ない分、選択しやすいというメリットがあります。

なお、筆者が特に気にいっているのが「MONEX VISION β(マネックス ビジョン ベータ)」と呼ばれるサービスです。これは保有資産の詳細分析、予算や投資先ごとの診断やアドバイスを確認することが出来ます。投資先の保有率、偏りなどがグラフで可視化されるため分かりやすく、自身が特に意識していなかった部分を冷静に判断する指標となります。他にも株式売買や投資信託の保有数に応じて得られるマネックスポイントや各種レポートなど、幅広いサポートを期待できます。

SBI証券

多くの個人投資家が利用しており、ネット証券の各種ランキングでトップに位置するのが「SBI証券」です。SBI証券の魅力は何といっても豊富な商品です。日本国内の株式投資においてはどの証券会社を利用しようと差異はありませんが、それ以外の金融商品は各証券会社によって様々です。中でも個人投資家が手軽に利用できる投資信託の種類は業界でもトップクラス、2016年3月時点で2,000本以上を取り扱っています(前項のマネックス証券だと1,000本未満です)。

株式の売買手数料は業界最低水準で金額が高いほど手数料が低く設定されていますし、株式や投資信託の売買、保有金額に応じて獲得でき現金や商品に交換できるSBIポイントと呼ばれるポイントも存在します。また、投資信託も積み立てを利用すれば月々500円から投資することが出来、少額から手軽に利用が出来ます。なお前項のマネックス証券でも記述しましたが、筆者個人としては月500円という金額は少なすぎると考えています。しかしその分手軽に始められるので、「お試し」として利用して感覚を掴み、慣れてきたら1,000円、2,000円と増やして運用することを視野に入れましょう。

他にも海外株式の投資先が米国や中国だけでなく、ロシアやインドネシア、シンガポールなど多岐にわたって投資することが出来ます。ほとんどの証券会社が米国と中国のみですので、選択肢の豊富さは随一といってもいいでしょう。

ただし売買手数料が低いといっても他に低い証券会社は存在しますし、投資信託の種類が豊富な分、投資家の知識が無いと選択に困るといった側面も存在します。海外株式に関しても、前述の通りロシアやインドネシアといった国に投資することが出来ますが、日本に住む人にとっては馴染みの少ない企業がほとんどです。筆者自身、企業名や業務内容を読んでも理解がしにくいことからSBI証券での海外株式投資はまだ利用したことがありません。

選択肢の多さは魅力ですが、投資家の力量が問われる側面があることは覚えておきましょう。例えば投資先の選定に便利な、株主優待用の検索ツールで優待内容を指定して検索できるといった便利なサービスも存在します(SBI証券だけに存在するツールです)。実際に投資する前に様々な機能を調べてみましょう。

カブドットコム証券

カブドットコム証券は、国内ETF(日経平均などの指数に連動する投資信託)を売買手数料無料で提供しています。これはフリーETFと呼ばれていますが、国内証券会社の中で唯一です。取扱数は13銘柄で多いとは言えませんが、他の証券会社では大なり小なり手数料がかかることを考えれば、これだけでカブドットコム証券を利用するメリットは十分にあります。

また、SBI証券と同様に投資信託を月500円から積み立てることが出来ます。取扱数はSBI証券の約2,000本に対して1,000本未満ですが、実はSBI含め他の証券会社にはないサービスがあります。それは銀行から直接、積立額を引き落せるという点です。通常の積み立ては銀行から証券会社に手動で移す必要がありますが、カブドットコムの場合は必要ありません(ただしジャパンネット銀行、ゆうちょ銀行等の一部で全てには対応していません)。投資の手間を省けるのは非常に便利です。

他にも自動売買の発注方式が最も多岐に渡っている、三菱UFJファイナンシャル・グループということもあって住宅ローン(銀行代理業)の利用が割安など様々な特徴があります。筆者個人としてはホームページがやや簡素な気はしますが、メリットの多い証券会社と言えるでしょう。

その他の証券会社

上記で挙げた3つの証券会社以外にも多数の証券会社が存在します。筆者は現在では上記3つ以外は利用していませんが(口座開設だけした証券会社はあります)、調べた限りだと「GMO証券」、「松井証券」が次点候補としてお勧めします。

GMOクリック証券は売買手数料がSBI証券等と比較しても低く、さらに系列の株式(GMOインターネット等)を保有していると手数料を年間で更に1万円引く、といった優待があります。売買手数料に関しては実質無料も可能になるほど低いですが、反面投資信託を取り扱っていない、といったデメリットもあります。

松井証券は1918年に創業と歴史のある証券会社で、現在ではネット証券として運営されています。最大の特徴は1日あたりの約定代金合計が10万円以下の場合、売買手数料が無料という点です。現在は少額の資金で投資できる銘柄が多く存在しており、10万円以内で投資できる銘柄は1,000以上存在します。

1日あたり10万円のため、複数日に分けて10万円以下で投資すればコストを大きく抑えることが出来ます。ただし1日あたりの投資金額が多いと他の証券会社に比べて割高になり、さらに海外株式への投資は出来ないという側面も存在します。

まとめ

マネックス、SBI、カブドットコム。次点のGMOクリック、松井証券はいずれも評判の良い証券会社です。全体的にはSBI証券が最も評判が良くてランキングもTOPですが、筆者自身はマネックス証券を最も推しています。証券会社を選ぶ際にまず確認すべきは以下の5点です。

・手数料の安さ
・商品の豊富さ
・画面の見やすさ
・その証券会社独自のサービス
・他利用者の口コミ、評判

手数料に関しては安ければ安いほど良いのは間違いありませんが、各証券会社に極端な差はありません。むしろ他の4点に関して各人がどう感じるか?その点が重要となってきます。商品が豊富だから選択肢が多くて良いと感じる人がいれば、もっと商品を絞ってほしいと考える方もいらっしゃるでしょう。

同様に画面の見やすさや独自のサービスに対しても評価は人それぞれです。ですから、まずは各々がしっかりと調査して評判の高い、あるいは自身が気になった証券会社の口座開設することを始めましょう。評判が高い=自分が利用しやすいわけではありません。実際に触ってみると、肌に合う合わないはあるかもしれません。

そして1つに絞らず、複数の口座での利用を検討しましょう。全てを満たす証券会社は中々見つかりません。例えばマネックスの「MONEX VISION β」を利用して投資先を選別、株式はSBIで購入、ETFはカブドットコムで購入といった方法も可能です。他の方が執筆した記事でも証券会社の選び方について言及しているのがあるので、ぜひ色々と調べて実際に試してみてください。

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