牛丼屋御三家『すき家・吉野家・松屋』の徹底分析・比較調査

私がほぼ毎日食べている牛丼。牛丼業界は3つのチェーン店『すき家・吉野家・松屋』が文字通り牛耳っています。味の比較をしようと思ったんですが、ノリと勢いで売上や店舗数も比較してみました。

売上

すき家:1735億円
吉野家:953億円
松屋 :811億円(2016年2月)

↑ 牛丼御三家売上比較(直近終了期、国内牛丼セグメントのみ)
※すき家は「なか卵(約480店舗)」の売上も合算されています。

店舗数

すき家:1971店
吉野家:1188店
松屋 :1041店(2016年2月)

2014年以降の店舗数は全部ほぼ横ばいです。
※松屋に関しては松乃家、チキン亭などの合算店舗数

味の評価とおススメメニュー

すき家

株式会社ゼンショーホールディングス
http://www.sukiya.jp/

おススメは『チーズ牛丼(並盛490円)』。牛丼とん汁セットも美味い。家族ファミリー層をターゲットにしているため、ゆっくり座れる店舗が多い。牛丼御三家の中では一番女性ウケがいい(と思う)。

「ワンマンオペレーション」(ワンオペ)の店舗が話題になり、客の立場として混んでいるときは避けるべきお店。真のヘビーユーザーは瞬時に店員の数を計算し、客が一定数いる状態で、店員が少ないとみればその日の来店を避けている。

また過去に勤務形態で揉めていたり、ブラック企業すぎてアルバイト募集しても集まらず、店舗の人員不足で一時閉鎖の店舗が続出。業界では『鍋の乱』として有名。

強盗さんに聞いた「強盗に入りやすい牛丼店」堂々の1位獲得(2011年の統計で牛丼チェーン店への強盗事件のうち約9割が「すき家」に集中していた)。改善していると言うが全く改善が見られない。これが本当の牛歩戦術か。絶対に働きたくない企業である。

吉野家

株式会社吉野家
http://www.yoshinoya.com/

『牛鮭定食(580円)』と、『牛すき鍋膳(並盛630円)』が魅力の牛丼屋。平日の夜に行くと冴えないサラリーマンがビールを飲んでいるケースが多い。良くも悪くも平均的なお店。

松屋

株式会社松屋フーズ
http://www.matsuyafoods.co.jp/

『プレミアム牛丼(並盛380円)』と意味不明な「プレミア感」を謳いだしてからはもっぱら定食中心になった。380円でプレミアムは言い過ぎではないだろうか。

『豚バラ焼肉定食(550円)』は味・コスパともに最強。味噌汁がついていたり、定食にサラダがついているので、筆者の健康をギリギリのラインで維持してくれている胃袋のお母さん。

券売機を導入しているので、一番スムーズに注文が通る(しかし店員がメンテナンスしているケースを頻繁に見かける)。店員人数が少ないのに券売機を置かない吉野家は変なポリシーは捨てて見習ってほしい。

最近増えてきたが「松乃家」というとんかつ屋さんも松屋フーズのブランドである。とんかつ業態「かつや」よりコスパに非常に優れていて、『ロースかつ定食(並)』が500円(税込)で食べられる。松乃家でロースかつ定食を食べるたびに(「かつや」の『ロースかつ定食(745円)』はぼったくりだなー)と考えてしまう。はっきり言って両社間の味の違いは全くわからない。

なか卵(番外編)

株式会社ゼンショーホールディングス
http://www.nakau.co.jp/jp/index.html

番外編として「なか卵」を紹介。注目は『和風牛丼(並盛350円)』と『はいからうどん(並盛280円)』。『和風牛丼(並盛)』と『はいからうどん(小)』を頼む人間を見ると(コイツやるな!)と思う。平日限定ではあるが店舗や時間帯によってワンコイン500円でセットが食べられるのが嬉しい。

クーポン券も積極的に配っており営業努力が好印象。しかもゼンショーグループにも関わらず券売機を導入していて助かる。ゼンショーグループは組織が大きすぎて各ブランドが独立している噂は本当のようだ。

都内の某店舗に来店した際はアルバイトスタッフの会話が3か国語が飛び交っており、ちょっと引いた。牛丼チェーン店では一番国際色が豊かな店舗(当社比)。

まとめ

3店舗の強みや違いを独自の目線で解説・評価させていただきました。牛丼屋はほとんどが24時間営業なので、気軽にいけます。まだ足を運んでない人はこの連休中に来店してみてはいかがでしょうか!?