円錐角膜手術(角膜内リング&クロスリンキング治療)体験記~定期健診編~

先日、円錐角膜手術(角膜内リング&クロスリンキング治療)の定期健診にいってきました。結構「円錐角膜」関連のキーワードでアクセスがあるのでご報告したいです。

定期健診での視力検査

視力検査の結果、視力が劇的に回復していました。手術前は0.1以下の視力が0.6まで回復していました。朝から(今日は眼の調子がいい!)と感じていましたが、まさかの復調の兆し。進行を遅らせる手術でしたが、むしろ回復しているじゃん!という嬉しい状況でした。

ただし結構時間をかけて目をこらしながら視力検査したので集中しない限りはこの視力結果はでないと思います。手術をしていない右目も1.2と依然高い視力を維持できています。両目でかなりの視力差がありますが、両目での視力検査では1.3でした。

これまでの経緯:円錐角膜手術(角膜内リング&クロスリンキング治療)体験記~病気発覚編~

術後9か月目の定点観測

ハロ・グレア(夜間のライトのにじみ)はやっぱりありますが、慣れてきました。他人と比較しようがありませんがハロ・グレアの症状は結構ひどいと思いますが、恐ろしいことに慣れてきました。慣れって怖いですね…。(光ってそもそも滲んでいるよね?)と認識している自分がいます(;´・ω・)。

心配していたドライアイ(目の乾き)の症状は全くありません。疲れはたまにありますが、手術していないほうの眼が疲れます。先生曰く「使っているほうの目が疲れやすい」だそうです。手術半年の術後経過は「非常に満足」している状態です。

裸眼で生活する日常生活

コンタクトレンズやメガネを利用すれば視力も上がると言われていますが現在は裸眼で日常生活を送っています。レーシック手術以前にハードコンタクトレンズを購入したことがありますが、私には合わず…。

しかも円錐角膜はコンタクトが合わないってネットの評価評判でも載っていたこともあり、メガネはともかくとして、コンタクトはめんどくさいし、今のままでも十分見えているからいいやと思っています。

先ほどハロ・グレア(夜間のライトのにじみ)は気にならないと書きましたが、車の夜間走行はちょっと恐いので、(手術以前も運転していませんが)手術以降は車の運転はしていません。東京に住んでいますが、仕事上でもプライベートでも車の運転がないことが幸いしました。

円錐角膜以外の病気の存在

円錐角膜以外にも角膜の類縁疾患があることに最近知りました。ペルーシド角膜変性症、角膜拡張症(エクタジア)と呼ばれている疾患(病気)です。

どれも角膜円錐と似ており、治療方法も同じようです。円錐角膜についても、どうやら初期症状から中期症状までメガネやコンタクトレンズで対応している方も多くいるようです。

私の場合、あと一歩で角膜移植が必要なくらい末期?に近かったので、裸眼から一気に手術まで至ったわけですが、定期健診の際に執刀医の先生からも「あとちょっと遅ければ角膜移植しなければいけなかったかもしれない」というお墨付きを先日もらいました。もしかして俺ってギリギリセーフだったのかな?(; ・`д・´)

円錐角膜の患者と比較分析

円錐角膜治療の術式も私のように神戸神奈川アイクリニックでおこなった術式である角膜内リング&クロスリンキング治療の併用治療を選択される方はまだ少数のようです。私のように角膜内リング+クロスリンキング治療という併用治療ではなく、片方だけおこなう人も結構いるようです。

角膜内リング治療は強制的に角膜を平らにすることで突出部分を抑えることができる内容なので、精神的な意味で治療した感が強いのですが、クロスリンキングだけって人もネットで見かけました。

併用治療の判断は「こういう治療法があるよ。」って眼科クリニックが推奨するかどうかだと思いますが、あまり推奨していないのかな(´・ω・)?

私の術式は高額な治療方法ではありますが、大事なのは進行を止めるべきかと思うので、進行を誤魔化して生活しながら、気づけば進行がかなり進んでしまうのが一番良くないケースかと思います。

角膜移植を必要とするくらいまで進行してしまう前に(進行の度合いにもよりますが)どこかのタイミングで手術に踏み切ったほうがいいのかなと思います。

まとめ

次は手術1年後検診が2016年12月にあります。(気をつけようがないですが)白内障とか合併症には気をつけたいと思います。私がネットリサーチしているせいか、ちょっとずつネットでも情報が増えてきたように感じます。情報共有サイトもあることに最近になって気づきました(´・ω・`)。

ただ世間一般的には特殊な病気なので、円錐角膜や角膜拡張症(エクタジア)の症例数もまだかなり少ないのが現状ではないでしょうか。このブログがどこかの誰かの参考になれば幸いです。