30代男性はテレビCMで購買意欲に影響がない理由の原因究明

30代独身男性に商品やサービスを訴求したい場合はどうすればいいのか自分で考えてみた。

30代男性はテレビCMで購買意欲に影響がない理由

私はテレビCMで購買意欲に影響がない。消費者の購買行動モデルとして、AIDMA(アイドマ)の法則が有名ですが、私は最初の行動ステージである『認知』すら出来ていない。

人間は「意識して初めて認識する」と言われている。視覚情報は膨大だが、無意識に取捨選択をしているというわけだ。それでいくとテレビCM広告は無意識の産物になる。何もテレビCMに限った話だけではなく、ネット広告も同じだ。

ふと購入したいなと思った時に「そういえばテレビで見たことがあるかも」と思えることが増えてきた。私にとってテレビCMとはそんなものだ。ただ何もテレビCMに価値がないかと言えばそうではない。

「テレビCMをやっているから安心」という心理が働き、購買するまでは早くなる。「テレビCM=安心」という考え方は安直だが、テレビCMをやれるだけの企業はある程度ちゃんとしていると考えるのは否定できないと思う。

テレビCM提供会社や番組スポンサー企業の多くは上場企業であり、潤沢な広告費を支払えるだけの売上があるということは、それだけ市場で支持されていると考えられるのは間違っていないはずだ。

もちろん「てるみくらぶ」のように新聞広告を積極的に展開した数ヶ月後に倒産というケースもあるが、そのリスクはどの企業にも当てはまるはずだ。

購買意欲を駆り立てるのは口コミ

誰かが読んでいた本、誰かが使っていたサービス、さらに「これはいいよ!」という評価が一番になっている。重要なのは不特定多数の口コミではなく、特定少数の口コミしか信用していないことだ。

食べログは一切信用していない。そもそも個人の感想や評価は個人差がある。他人が良い評価でも自分にとっては悪い評価かもしれない。

そのため信頼できる人物がおススメするクチコミが一番。ありきたりで陳腐な結論だが、普遍的な結論であると思いたい。多くの大衆にとって「有名人は信頼のおける人物」にカテゴライズされる場合が多いが30代は違う。

有名人も不特定多数に入る。もちろん男女差はかなりあるだろう。でなければインスタグラムは人気は出ず、インフルエンサーマーケティングという言葉も生まれないはずだ。

考察まとめ

喜怒哀楽が薄れてきてしまったのだろうか。それとも広告が蔓延る現代社会の現状に慣れてきてしまっているのか。広告の未来はあるのか。本当のユーザビリティとは何か。人生において謎は多い方がいい。ゆらりゆらりと考えていきたい。