銀行系カードローンと消費者金融系を徹底比較!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カードローンには大きく分けて銀行系カードローンと消費者金融系カードローンがあります。大まかにではありますが分けられているだけあって、それぞれに特徴があります。それぞれの利点や特徴を比較しながら簡単解説!

お手軽借り入れ方法「カードローン」

「住宅ローン」と違って目的に特徴がない

カードローンとは、いわゆる「カードを使ってお金を借りる方法」です。住宅ローンは自分で住む家や土地を購入するために組むローンで、借りる際に特にカードは必要ありません。アパートローンは投資用不動産を購入するために申し込むローンで、こちらも特に借入時にカードを使うということはありません。その金融機関の口座が必要だという借り入れ条件を設けていることが多いですが、口座にどんと借りたお金が振り込まれるのが一般的でしょうか。

ローンにはそれぞれの借り入れ目的や方法にちなんだ名前がつけられて、一応の分類がなされています。投資用不動産として多く取り引きされているのがアパートだからアパートローンだし、自分で住む家を購入するための借り入れサービスだから住宅ローン。

カードローンは、アパートローンやカードローンのように、借りたお金の使い道がはっきり決まっているわけではありません。冠婚葬祭、生活費、住宅のリフォーム、学費、などなど、カードローンを借りようとしている人の使途に合わせて自由に使って構いません。つまり、アパートローンや住宅ローンのように、お金の目的には特徴がないのです。だからこそ、カードを使って借りるという借り方を特徴として、その名前がつけられたと言えるでしょう。

カードローンの特徴は?

カードローンといっても、必ずしも各金融機関や消費者金融がカードローンという名前でサービスを提供しているわけではありません。借り入れを申し込んだら即日ないしはすぐに審査結果が出る限度額数百万円程度の、そして概ねカードを発行することになり、その金融機関や提携ATMで簡単にお金を下ろせるローン形態をひとまとめにしてカードローンと呼んでいるだけで会社ごとに別々の名前がつけられています。

住宅ローンも、住宅ローンという名前で提供している場合と、別の銀行独自の名前がつけられ中身は住宅ローンということがあるのと同じです。

■申し込みが簡単(住宅ローンなどは額も大きいので難しい)
■申し込みから借入まで即日または数日から数週間(お金を借りるまで早い)
■金融機関のATM、提携会社のATMでカードを使ってすぐに下ろせる
■借りたお金の使い道が厳格に決まっていない(住宅ローンは住宅取得の目的のため)
■冠婚葬祭、教育費、生活費、車の購入資金、リフォーム代、何でもいい
■主婦が生活費の工面に使うのに便利(住宅ローンは生活費のためと言って申し込むと借りられない)

カードローンには、だいたい各社このような特徴があります。こんな特徴のあるローンをカードローンに分類しているだけとも言えます。女性をターゲットにしたカードローンは華やかな名前がついていることもありますから、説明を読んで「あ、これカードローンだ!」と気づくことも。

特徴は他にもある

カードローンの特徴はこれだけではありません。世の中の金融機関は、積極的にローンサービスの内容がカードローンであることをアピールしています。なぜか?簡単です。それだけカードローンが借り入れ方法として人気があるからなんですね。

お金を借りることを人に知られたくないという人は多いと思います。カードローンならweb上から申し込みが完結するものが多いですから、人に知られないように申し込み、お金を借りることができます。

明細もインターネット上での閲覧に切り替えることにより家には送らないでくださいとお願いすることができますから、上手く使えば、夫や子供に内緒で借りたいという人も安心です。この内緒で借りたいというニーズはけっこうあるようで、カードローン人気の理由の一つになっています。

また、住宅ローンなどのローンは、年収の条件がついていることが多く、収入のない専業主婦は借りることができません。しかし、カードローンの中の、特に銀行系カードローンであれば、収入なしでも借り入れが可能なところもあります。ですから、今月だけ冠婚葬祭が立て込んで夫のお給料だけでは足りない!どうしよう!という専業主婦がお金を急いで工面する優れた方法でもあります。

■内緒で借りることができる
■専業主婦でも借りられる

先に説明した6つの特徴の他、カードローンはこうした2つの特徴も併せ持っています。ただし、全てのカードローンに当てはまるというわけではありません。カードローンというローンは、さらに2つのタイプに分かれています。2つのタイプそれぞれの利点を把握することで、自分はどちらが合っているかを正しく判断することができます。

カードローンは2タイプ

カードローンには、消費者金融系カードローンと銀行系カードローンがあります。消費者金融系カードローンは消費者金融で提供しているカードローンのことで、銀行系カードローンは、銀行や信用金庫、労働金庫などで提供しているカードローンのことです。同じカードローンですが、この2つ、かなり違うんです。

銀行系カードローンとは?

銀行系カードローンとは、銀行や信用金庫、労働金庫で提供しているカードローンです。都市銀行、地方銀行問わずたいていの銀行ではカードローンタイプのローンを提供しています。地銀、労働金庫、信用金庫は住居地や働いている場所によってはエリア外として申し込みができないことがあるので要注意です。

銀行のカードローンは審査に合格してカードローンを使えるようになっても新たにカードを発行するというわけではなく、既存のキャッシュカードを利用するものが多いです。また、銀行のカードでしたら財布に入っていても当然、世の中のほとんどのひとが銀行口座は最低一つは持っているでしょうから、うっかり財布を覗き込まれても誤魔化しやすいですね。

覚えておくべき特徴

銀行系カードローンの特徴としては、収入のない人、専業主婦も借り入れできるものがあるという点。銀行系は総量規制の対象外ですから、消費者金融での借入のように国が制限を設けていません。これは当然のことと言えます。国が銀行にも制限を設けていたら、年収の何倍もある住宅ローンの借り入れなどできるはずがありません。

また、消費者金融よりも全般的に金利が低いという特徴があります。ただし、金利が低いということはその分借り入れ者には有利で金融機関側には不利なわけですから、じっくりと「この人に貸しても大丈夫かな?」と審査する必要があります。つまり、消費者金融より審査に時間がかかるということなのです。

金利が低く審査が遅い?

金利は消費者金融よりほぼ軒並み低いか、かなり低いかのどちらかである銀行系カードローン。その分、審査に時間がかかりますが、もの凄く遅いというわけではありません。

銀行系カードローンはほとんどのところがその銀行に口座開設の必要があります。あるいは、口座を既に開設していることが必要です。口座開設さえしておけば少額融資ならば即日も可能なところがあります。キーポイントは「口座開設をしているかどうか」ですね。

銀行系カードローンでの借入を考えるなら、申し込みの前段階としてその銀行の口座の開設をしておくと、手続きも借り入れもスムーズ活短時間で進みます。消費者金融同様に銀行でもweb申し込みが可能なところも多いですから、内緒で借りたいという方でも大丈夫です。

銀行系カードローンの特徴を消費者金融系カードローンと比較して押さえてください。

■総量規制の対象外
■専業主婦の借り入れができる(ただし、全てではない)
■内緒で借りられる
■審査は消費者金融より遅い(口座開設をしておけば即日融資も有り得る)
■金利が低め

消費者金融系カードローンとは?

テレビでよく大手消費者金融のCMを目にする機会があると思います。消費者金融系カードローンはそのような消費者金融で提供しているカードローンです。申し込みをすると基本的にカードが発行されますから、そのカードを使って限度額までのお金を自由に引き出す(借りる)ことができます。

最近はカードデザインが凝っているところもあり、「財布にカードローンのカードを入れていると借金がバレるのでは?」というお客さんの不安にも配慮しているところが多いですよ。カードデザインがお洒落だと「ああ、これ?ポイントカードだよ」で誤魔化すこともできますからね。お金を借りることがお洒落になる、というのはちょっと不思議な気もしますが。

覚えておくべき特徴

消費者金融系カードローンの特徴として最たるものは、「収入のない人、専業主婦は借り入れできない」という特徴です。これは、総量規制という決まりごとがあるからです。消費者金融は総量規制という決まりごとが適用されますから、他の会社との借り入れを含めて年収に対して1/3までしか借りられない、収入のない人の借り入れはダメと決まっているのです。

金利が高く審査が早い?即日も可能?

他に、「金利が高めである」「審査結果が出るのがもの凄く早い」という特徴も押さえておきましょう。消費者金融では、内緒で借り入れすること自体は可能です。ほとんどの消費者金融はweb申し込みを採用していますので、インターネット上で申し込み、本人確認書類もデータとして送信して申し込みは完結ということも多いです。

消費者金融は銀行と異なって個人融資がメインの会社ですから、審査結果が出るのも早い!基本的に午前中の申し込みであれば、その日のお昼からおやつの時間頃まで審査結果がもらえることがほとんどですから、借り入れも含めて即日で手続きからお金を手にするまで完了ということも多いです。ただし、個人融資が会社のメイン、つまりそれで収入を得ているわけですから、借り入れ金額に対する金利は高めに設定されています。

■総量規制の対象
■専業主婦の借り入れはできない
■内緒で借りられる
■審査がとにかく早い
■金利が高め

消費者金融系カードローンに関しては、この5つの特徴を特に押さえておきましょう。消費者金融は基本的に収入のない人は借り入れできないという条件を掲げてますから、その条件に合致しない人が申し込んでも審査段階か書類を持ち込んだ段階で「収入がなのでダメです」「専業主婦には貸せません」と落とされることになります。そこを何とか!とお願いしても、借金問題を憂慮した国が作った決まりですから、どうにもなりません。

銀行系カードローンQ&A

ここまでの2種類のカードローン知識のまとめとして、気になる部分をQ&A形式でもう少し突っ込んだ解説を加えてみようと思います。

金利はどちらがお得?

金利でしたら銀行系カードローンがお得です。消費者金融のカードローン金利が十数パーセントから二十数パーセントで、銀行系カードローンが数パーセントから十数パーセント(一部二十数パーセントあり)となっています。平均的に銀行系カードローンの方が低金利です。

中でも驚くべきは労働金庫のカードローン。ほとんどの金融機関は金利が二桁であるのに対し、何と驚異の一桁です。同じく、りそな銀行のカードローンも、条件によっては一桁での借入が可能です。この二行は金利の面で特にお勧めです。金利については他にも記事をまとめましたので、そちらもご参考にどうぞ。

カードローン借り入れ時の金利適用ですが、額が低ければ高い金利(金利幅の最高値または最高値に近い数字の金利)が適用になり、借り入れ金額が高ければ低い金利(金利幅の最低値または最低値に近い数字の金利)が適用になります。このことはお金を借りる上での必要知識として覚えておく必要があります。

限度額はどちらがお得?

どちらとも言えません。それぞれの金融機関によって限度額に差があります。かつてカードローンの限度額は低めという印象があったのですが、最近は数百万円というかなりの高額の借り入れも可能です。

ただし、カードローンはローンの最高額まで誰でも借りられるというわけではありません。最高500万円可能と記載されていても、希望額やその人の返済能力を聞いて融資限度額が決められることになります。全体的に専業主婦でも借りられるカードローンの方が限度額は低く設定されています。

審査基準が甘い・通りやすいのはどっち?

金額によります。銀行に10万円の借り入れをお願いした場合と消費者金融に200万円の融資をお願いした場合では、後者の方が厳しい目で見るでしょう。なぜなら、金額が大きければ、それだけ回収できるかどうかを慎重に見極める必要がありますし、回収できなければ大きな痛手となります。10万円と200万円では、回収できないリスクが高いのはもちろん200万円の方です。このように、審査の厳しさはどこの金融機関も金額に比例するところがあります。

ただし、同じ金額、どちらにも100万円の融資を申し入れたと仮定するなら、銀行の方が審査は厳しめです。消費者金融は個人融資がメインですが、銀行は個人融資だけでなくもっと幅広い金融サービスを提供しているからです。

ただし、色々なサービスを提供していることを逆手にとることはできます。

銀行側はカードローンだけでなく、何かの申し込みがあったら、申し込み者の口座履歴を確認します。給与振込口座に設定していればその人に返済能力があることの証明にもなりますし、税金引き落とし口座に設定していてきちんと引き落とされていれば、その人がお金に対しきっちりした人であるという証明にもなります。

筆者の経験ですが、カードローンで200万円の融資を希望した人に対し、過去の他サービスでの取り引き履歴と担当が窓口で話した時の人柄を考慮し、融資審査部門で「融資してOK」と僅か五分で審査結果が出たことがあります。

お客さんが申し込んですぐに支店の方で審査をし、お客さんも葬式代金の工面とのことで急いでいたようだったので支店の担当がすぐに審査部門に書類を上げたのですが、何とこの時はお客さんが申し込んでから一時間以内に審査結果が出ています。

お客さんも「え、もう審査結果が出たんですか!?」と驚いていたようです。まさに、今までのおつき合いがカードローン審査の助力になったケースですね。金融機関内のローン審査の流れに興味のある方はこちらの記事もどうぞ。

審査結果までの早さなら

審査結果が出るのは消費者金融の方が早めです。ただし、上記のようなケースもありますから、銀行がもの凄く遅いというわけではありません。

銀行で早く借りるコツは、口座開設をしていないと口座の手続きからしなければいけないことが多いですから、なるべく口座開設をしておくこと。欲を言うなら、その銀行とおつき合いをしておき、カードローン審査でプラスになるようなきちんとした取引履歴を積み重ねておくことで、審査結果が出るまでの時間を早くすることができます。もちろん新規の銀行でもカードローンを借りることはできますが、審査の助けになることがあるという点で、既におつき合いのある銀行で申し込みをすると有利になることがあります。

無職の専業主婦がカードローンを借りる

専業主婦が借りられるカードローンは銀行系カードローンになります。しかし、全ての銀行系カードローンで借り入れができるわけではありません。消費者金融系カードローンでは専業主婦は借り入れできませんのでご注意を。専業主婦でも借り入れできる銀行系カードローンを一部ご紹介します。

カードローンを内緒で借りる?

銀行系、消費者金融系、ともに家族に内緒で借りることができます。

内緒で借りる方法は、申し込みをwebから行うこと。こっそり店頭に行っても大丈夫です。連絡先は自分のスマートフォンとメールアドレスを指定し、家の電話に連絡されたら困ること、家族に内緒にしたいということをはっきりと告げておきましょう。明細もインターネット上で見ることができますし、変更手続きなどはATMでも可能です。

ただし、返済を滞納すると家に督促状が届きます。連絡はメールやスマートフォンにして欲しいと指定しても督促状は封書で届くことになります。内緒で手続きを進めて借り入れができても、返済を滞納して督促状でバレることがあります。要注意です。

マイナス金利でローン金利がお得に?

先日、日本初のマイナス金利の発表がありました。マイナス金利とは、お金を預ければ金利がつくプラス金利、利息がつかないマイナス金利に対し、お金を預けていると利息を取られることになります。

ただし、私たちが預けるお金に対し利息が取られるのではなく、銀行が私たちから預かったお金を預ける日銀から銀行側が利息(手数料)をとられることになります。私たちがお金を口座に入れていたら手数料を取られることは今のところありませんのでご安心ください。

このマイナス金利は、お金の貸し借りと密接な関係があります。銀行は私たちが預かったお金を日銀に保存しておけばその分手数料という名の負担が大きくなりますから、お金を預けられると困ります。困りますから、預金の利息を低くして「預けられたら困りますから!」と言っている状況です。

けれど、お金を受けつけないとなると、銀行は融資に回すお金さえなくなってしまいます。そこで銀行はどうするかというと、預金者のお金を日銀に預けるのではなく、他の人に貸してしまおうと考えます。つまり、現在、ローン大歓迎になりつつあるのです。

ローン大歓迎!借りてください!と言っても、金利が高いと誰も借りてくれません。それならばと、銀行はローンの金利を下げることになります。審査も少し甘くなるかもしれません。実際、定期預金の金利を下げている銀行が多くなっていますね。次に来るのはローン金利の下げでしょう。お金を借りるには有利な時期なのです。

ただし、金利が低いからといって借り過ぎると困りますし、低いといっても金利はつきます。借り過ぎと返済計画には十分に注意してくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加