【トリガー(漫画)】感想ネタバレ第5巻まとめ※結末ラスト含め

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漫画トリガーの最終巻である5巻の感想ネタバレです。最終話の結末も含まれます。お笑い芸人・インパルス板倉俊之が書いた小説の漫画化。作画は武村勇治が担当。

トリガー(5) (マンサンコミックス)

トリガー(5) (マンサンコミックス)

 

あらすじ

インパルス・板倉俊之の大ヒット小説を迫力のビジュアルで完全コミック化! 既刊本に描かれていたトリガーも再登場し、シリーズ完結巻は衝撃と感動の結末!!コミックス第4巻のラストで、千葉県のトリガーである吉岡になりかわった沢田隆則が、「トリガー」という権力を使い、私利私欲のままに凶悪な行為を繰り返す…。そんな中、国王は思慮の末、最後の手段をとろうとするが…。

本編ネタバレ

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千葉県トリガーの吉岡秀雄になり代わった沢田隆則はトリガーの力を悪用し、銃で女性を脅し、ホテルに連れ込む。この後も同様の暴行を十数件繰り返した。次の標的は遊園地。「誰も僕を止められない!」と死者12名、負傷者8名の大惨事になる。沢田は思う存分「狩り」を楽しむ。これだけの惨事にも関わらずこの事件は「射殺許可法」によって表面化しなかった。

 

国王政府作戦会議室では国王の冴木和馬が「千葉のがおかしいな…」と千葉のトリガーの動向を怪しむ。まだ入れ替わっていることに気づいていない本部。国王は「いずれにせよ最悪の場合・・・原田お前に任せる」「吉岡の動きに細心の注意をはらえ!」と国王軍作戦本部長の原田に任せる。

 

次に沢田は「金だ!」となって沢田が務めていた外資系金融会社に行く。社長室に入り「平和的に会社の株を換金してもらおうかなーって」「こんな大会社なら想像以上にお金もらえそうだなぁ」といって社長を脅す。脅しに屈しない社長に対して「これから1分毎に社員をひとり殺す」と脅迫され、約100億円の現金を得る。

 

「吉岡の会社から吉岡の口座に100億もの大金が振り込まれたそうです。おそらく脅迫して振り込ませたものかと・・・」という報告を受けて国王の冴木は「我々の知る吉岡ではない!」と結論付ける。そして東京都に入ったことから海外に高飛びしようとしていることに気づく。

 

沢田は成田空港に向けて電車に乗る。最期に電車内で暴れる気でいる沢田に対して国王の冴木は「吉岡を処分する」と決定して狙撃犯を配備させる。側近の原田は「射殺許可法を・・!国王の定めた法を・・・!自ら否定することになります!」と進言する。失脚するとわかっていても国王は「状況を読み誤るな!今は保身など考えている局面ではない!」と一喝。国王は作戦本部全員から愛されている様子が窺える。そのときに千葉県のトリガーに東京都のトリガーが急接近している状況が伝えられる。

 

電車内で三上は99%の確信しかもてていないため発砲ができない。沢田はその間に後方車両に逃げながら小さい子供を人質にとる。三上は電車が揺れているため沢田に狙いが定められない。そしてついに県境を越え千葉県に突入してしまう!

 

射殺許可法によってトリガーは自分の担当している都道府県から出ると自動的に引き金にロックがかかってしまい銃が使用できない。・・・・沢田は安心して自分が千葉県のトリガーの偽物であることを告げる。絶対絶命の三上だが・・・・三上は二丁の拳銃をもっていた!

 

「刑事だからな」吉岡でないと自白した時点で沢田は三上にとって「ただの犯罪者」となった。これにより三上は刑事として動けるようになったのだった。沢田を捕まえた三上は新宿警察署の西村(三上の部下)とパトカーで輸送する。三上は「刑務所に入ればとりあえずは復讐されなくて済む」と悪態をつく。そんな沢田はどうしようもない悪だと感じた三上は東京都に入った瞬間に沢田を殺す。今回の事件後、二度と同じ惨劇が起こらないようベレッタには指紋認証システムが搭載され、トリガー本人でないと発砲が不可能になった。そして責任を感じた国王の冴木は日本刀で自らの右腕を切断する。

 

ヤンキーの息子をもっている村川哲男は「たくましく成長してくれればいい」と放任主義の考え方。しかし3日後に息子の徹が死亡。警察からトリガーに射殺されたと報告される。「徹たちが悪さをしたのは確かだ…。けど…だからって…命まで奪う権利がいったい誰にあるというんだっっ!?」と疑問を抱く。その間も三上は取調室にいる無差別殺人で捕まった通り魔を殺害している。

 

村川の妻は「あなたが殺したようなものよ…!」と村川を責める。仕事で忙しかった村川のせいで息子がぐれてしまったと思っている。その後、村川は離婚。家で一人になる。

 

国王は犯罪件数が7312件減っているものの、誤差の範囲であることに悩みながら来年のトリガー志願者を募るように指示。「悪い奴が死ぬ。何がいけないんだ…」それに対して村川が三上の後任として東京都のトリガーに選ばれることになる。

 

新年早々の国王演説。そこで冴木は射殺される。動揺する三上。冴木を殺したのはトリガーになった村川だった!冴木を殺した村川は銃と射殺許可証を捨て会場を後にする。「地響きのような大歓声が起こった。まるで国王が前国王・坂本を射殺した時と同じように」

 

「どうやら今の世の中では君の考えは純粋すぎたようだ」側近の小早川が悲しむ。なんと国王は演説を開始する前に「会場の最前列にトリガーがいます」と中止するよう言われていたが、「奴が私を悪だと判断するのならばそれでいい。私とて例外ではない」「自ら定めたルールを捻じ曲げるのは私にとって死よりも苦痛だ」として演説を始めていたことが分かった。「今までずっとこんな俺のこと助けてくれてありがとう!小早川さん!!」と御礼を伝え、演説に入るエピソードが語られる。

 

最終話では三上と国王が兄弟であったことが明かされる。幼少時代に強盗で母親を殺された二人は、「悪者は存在する。そいつらを全滅させる。そのために正義の味方になる」ことを誓う。母親を殺した男が生きていることに憎悪を膨らませる二人。父親の説得によって殺人を諦めるが「なんの恨みもなく母を殺した男。そいつを殺すことのどこが罪なのだろうか?」「法律とは別に善悪は存在する」ことを悟った二人。当初は警察に入ろうとしていたが兄はそれでは矛盾を消し去るのは不可能だとして、裏社会に身を投じる。その後、兄の和馬は国王制になったころにはクーデターを起こせるまでの力をもつまでになった。

 

冴木の射殺後、新国王に選ばれたのは元トリガーの毛利源十郎。全国民が憤りを感じるような凶悪犯のみに引き金を引いてきた毛利の活躍は周知の事実であり、トリガー任期中から絶大な人気を誇っていた。そして毛利は「射殺許可法は間違いであった」と説き、射殺許可法自体に嫌悪感を示す国民の票を獲得し圧倒的票数で当選した。

 

演説では「前国王は間違えていました。あのようなもので犯罪をゼロにはできない」と説明し・・・・どのように犯罪を減らすかの持論では「市区町村ごとに1名ずつトリガーを配置する」ことを発表する。

 

一度はトリガーの任を外れた三上。そのため過去に潰したヤクザの本家から待ち伏せをくらう。ベレッタはなく、勤務外のためパイソンも署で保管されている三上・・・このまま撃たれるかと思いきや、懐からマシンガンが出てくる!三上は東京都新宿区のトリガーに任命されていたがわかり、物語は終わります!

感想

設定がしっかりしていて、「悪を退治する」という部分がスカッとする漫画。着眼点が素晴らしかった。この国王と同じ考え方なので、読んでいて親近感が湧きました。一般的には異端児とされる考え方ですが、誰しもが考えたことはあるんじゃないでしょうか。中学生くらいに疑問に思っていたことがそのまま漫画になったような感覚がします。

射殺許可法を今の日本でも適用にしてもいいと思ったのは私だけですかね?世の中にはどうしようもないクズ野郎がいます。再犯率の数字を見るたびに一生刑務所にぶち込んでおけばいいのに・・と感じている私は射殺許可法があれば遠慮なく殺しまくるタイプだと思います。

正直この漫画で復讐する奴って謎です。村川に関しては、お前の息子がクソ野郎だったってことです。「犯罪者にも家族がいるんだ」って理屈でしょうが、いやその前に犯罪犯すなよってツッコミを入れたくなります。そのため最後の市区町村ごとに配置するオチって100点でした。お笑い芸人の板倉は漫才以外も才能あることがわかる一冊でした。 

トリガー(5)

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