【まだ、生きてる…】感想ネタバレ第1巻まとめ

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【まだ、生きてる…】感想ネタバレ第1巻まとめ。ラスト最終回のネタバレもあります。

まだ、生きてる… (ヤングジャンプコミックス)

まだ、生きてる… (ヤングジャンプコミックス)

 

あらすじ

定年を迎えた60歳の元サラリーマン岡田憲三が家に帰ると家族が消えていた。妻は全財産を持ち逃げし、息子や娘は音信不通に。38年間こつこつと家族のために働いて来た男に向けられたこの仕打ち。生きることに未練も希望も失くした岡田憲三は、自ら60年の人生の幕を閉じようと、故郷の山奥で首吊り自殺を図った。

 

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感想ネタバレ

私が好きな本です。作者はサラリーマン金太郎で有名な本宮ひろ志。本宮ファンの間では知る人ぞ知る漫画です。本宮ひろ志と言えばスーパーマンのような主人公が中心ですが、この漫画は違います。リストラ中年サラリーマンが主人公です。ハローワークから帰って来たら、机には離婚届が…、息子と娘にも連絡がとれず「何が…どうなっちまったっていうんだ」となりました。

 

口座を確認したら妻に2683万円の貯金を持ち逃げされていることに気づき、残金は172円・・・。38年間一生懸命働いてきた結果が何も残らなかったという絶望的な状況から「もういい・・もういいよ岡田憲三」と人生を諦め、遂に人里離れた山中で首つり自殺を図ります。しかし、木の枝が折れてしまい、首つり自殺が失敗します。「まだ、生きてる・・・」。そして朝日に誓います。「こうなったら…死ぬまで生きてやるか」と考え直すようになります。表情も別人のように描かれており、そこからは山中での生活になります。ちなみに故郷の山奥が千葉県という設定ですが、作者の本宮さんも千葉県出身です。

 

この漫画は途中からサバイバル日記になり、今でいう「山賊ダイアリー」の元祖とも言えるでしょう。ところどころ自然薯やカシの実などサバイバル術が豊富です。千葉県でもイノシシはいるんです。(2015年現在では圧倒的にキョンがいますが。。2007年当時は今ほど大発生していなかった)。さて、主人公の岡田は最初に見つけた手頃な洞窟で一夜を過ごすことにしたのですが、毛虫にも怯えず、「お邪魔しますよ・・・皆さん。へっへへへ…。」と先住民とは共生を図る思考回路になります。

 

イノシシと格闘したり、自分で腹を縫ったり、不法投棄物を有効活用したりして、山奥で一人暮らすようになります。完成度の高い家。そんな暮らしをしていたある日、自殺未遂の女性を見かけます。しかし「死ぬのは本人の自由だ」として一度は助けませんでしたが、枝が折れて死ななかったため、家に連れてあげました。自分で作った弓矢で鳥を取るシーンがあり、凄い生活力があります。助けた女性も「素敵」と岡田憲三に惚れていきます。

 

助けた女性は妊娠していました。山奥で二人きりで出産を迎えるために、町の病院で医者の先生から「重要な事を教えてください」とお願いし、医学書をもらいます。「何のお礼も出来ません。ただ感激するのみです…」。岡田憲三は何度も医学書を読み、本番に備えます。7月のある日、陣痛が始まり、胎盤が体内に残ったりもしましたが、結果的に無事に出産を終え、子供は「太郎」と名づけられました。その4年後・・・。

 

事実上の最終話。4年後岡田憲三もかなり年をとっています。鼻から血が出て、突然意識も失うようになりました。女性は「町に出てパートの仕事をしてみようかと思うんです」と相談しています。女性に「そろそろ山を下りる気にはならんか?」と諭しています。最後は女性と子供を送り出した後・・・何もしゃべらないと思っていたらすでに絶命…。いや既に送り出す前に死んでいたかもしれません。岡田憲三の壮絶な一生はここに幕を閉じたのでした。

www.kaizoku-diary.com

名作ですが2巻しか出版されておらず、すでに本屋や書店では置かれていませんのでAmazonで入手するかkindleでしか読めません。

まだ、生きてる・・・ 第1巻

まだ、生きてる・・・ 第1巻

 

 こんな生き方も悪くない無いと思わせる名作です。

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