千葉県外房のホテル・民宿業界は民泊に駆逐される件

こんど千葉県の外房で経営合宿を開催しようと考えて5時間ほどリサーチした結果、良い情報を得られませんでした。その顛末をまとめました。

当初は熱海駅で検索

最初は熱海エリアで探していました。静岡県熱海市(熱海駅)は熱海温泉に代表される保養地として有名です。宿泊施設もたくさんあり、候補地はたくさんありました。距離も首都圏から遠すぎずベストな距離です。

東京駅から新幹線こだまを利用すれば46分(片道3670円)、新幹線を利用しなくても東海道線を利用すれば1時間46分(片道1944円)で着きます。ただ過去にも利用したことがありますが、土日は混むことが挙げられます。特に夏にかけては海・レジャー関連で予約がとりづらい環境です。

千葉県外房で探した理由

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そういった理由から二番目に千葉県で探しました。千葉県外房を利用する3つのメリットは、①熱海より空いている。②熱海より宿泊相場が安い。③熱海より交通費が安い。

東京駅から「特急わかしお」を利用すれば御宿駅まで1時間21分(片道3284円)で着きます。鈍行を利用すれば約2時間30分かかりますが、片道2000円と熱海と同じくらいか、少し安いくらいで着きます。

御宿は御宿海岸があり、海水浴場も多く素晴らしい土地です。波が高いためサーファーも多くいます。しかし、御宿や勝浦は日帰り旅行で利用する観光客が多い為、宿泊施設を利用する観光客は少なく、熱海より予約は簡単です。

やる気がない民宿

特急わかしお9号 4K撮影

特急わかしお9号 4K撮影

  • メディア: Prime Video
 

千葉県外房(上総一ノ宮~大原~御宿~勝浦)周辺で2泊3日で1万円で探しました。実際に素泊まりであれば1泊5000円以下の宿が見つかりました。ただし部屋の写真がない。写真があってもピンボケや汚いです。

絶対に2000年以前に撮影しましたよね?と思わせてくれるガラケーで撮影した写真よりもヒドイ写真は歴史的価値が高いかもしれませんが、私はもっと解像度が高い写真が欲しいです。南房総にはスマホが普及していないのでしょうか…。

宿のHPもなく、検索しても楽天トラベルか、じゃらんしか見つかりません。宿泊検索ポータルサイトに掲載されている宿でも、完全にやる気のない写真しか載せていません。おそらく2000年代から時間が止まっているのだろうと思います。情報がまったくありませんでした。観光客を集める気がないんですかね?

まとめ

千葉県は千葉市以外は財政難ですし、外房半島の各自治体は観光をPRしていますが、そもそもホテルや民宿のオーナーがこんな調子では今流行りのAirbnbに負けることは簡単に想像できます。東京でSEO対策やネットマーケティングに長けた人間を誘致して、ホームページやポータルサイトを始めるところからやり直してほしいと思います。