血液型RH(マイナス)O型男性の思い出

血液型RH-(マイナス)O型の思い出をまとめました。

血液型とは

血液型にはA型、B型、O型、AB型という血液型の分類法以外にRh式血液型があり、+(プラス)と-(マイナス)に分かれています。私はRh-O型で、ちょっとだけ珍しい血液型です。

日本人の血液型の割合

A型:10人中4人 B型:10人中2人 O型:10人中3人 AB型:10人中1人

Wikipediaによると日本人の99.5%はRh+だそうです。日本人ではRhマイナスは200人に1人。各血液型別のRh-の割合はコチラ。

A型は0.2%(500人に1人) B型は0.1%(1000人に1人) O型は0.15%(670人に1人) AB型は0.05%(2000人に1人)

情報ソースによって多少のバラつきがありますが、Rh(マイナス)O型は600人~800人に1人くらいみたいですね。

日本の人口が1億人だと仮定すると、約15万人前後いる計算になります。これが多いのか少ないのか難しいですが、割合からするとかなり少ないと言えると思います。海外の白人系人種はRh-の人が多いらしいですが、人種の問題なのかもしれません。

家族構成と献血の思い出

父Rh+A型、母Rh+B型、長女Rh-AB型、長男Rh-O型です。見事に家族バラバラ。私よりも姉が2000人に1名と希少価値の高い血液型でした。姉が珍しい血液型だったので、私が生まれた時も(もしや…)と思っていたらしいですが、数年後に検査したときにRh-O型だったと判明したらしいです。

母は私の小学校や中学校で健康調査票など血液型を書く書類の際にいつも律儀に「Rh-O型」と毎回書いており、「大きくなったら定期的に輸血にいきなさい」と言っていました。また輸血が必要になるくらいの事故や怪我にはくれぐれも気をつけるようにと何回も言っていました。

いつだったか覚えていませんが私が小学生か中学生だったときに、親戚から私宛に輸血(献血)に協力してほしいという連絡をもらっていた記憶があります。

あれはどういう経緯で私に連絡がきたのか、もうわかりません。一般的な献血の誘いではなく、何らかの事情で輸血に困っているという話でした。電話越しに年齢的に無理だと母が断っている姿をいまでも覚えています。

手塚治虫による日本の漫画『ブラックジャック』でも第161話「上と下」でRh−の血液型が取り上げられています。極めて珍しい血液型の持ち主が手術の際に輸血が足りなく、ビル工事の現場の作業員に献血を依頼して手術が成功。

その後、逆に作業員が大怪我をしてしまい、命の恩人である人を守るために大事な約束を捨ててまで献血に協力したという話です。1979年から1983年に不定期連載された漫画ですが、その頃の輸血事情がわかる話です。友情物語としてブラックジャックの中でも名作として挙げられる機会が多い作品です。

高校の頃に一度だけ献血に協力したことがあります。そのときに看護師の方に聞いたところ「珍しいけど輸血に困るってレベルのものでもない」ということを言われ、「なんだ、そんなものか」と思った記憶があります。のちのち調べたら稀血(まれけつ)と呼ばれる10万人に1人レベルの本当の希少種が何種類か存在していることを知りました。

まとめ

過去にはRhマイナスは輸血する際に血液の確保に支障を来す恐れがある血液型とされてきたため、同じ血液型同士でネットワークを構築し、血液センターから協力要請がかかったという話も見かけますが、全国的な確保体制が確立された近年では輸血の際に困ることはないため、まれな血液型には含まれないそうです。